ワークデイは、中規模企業を対象とした活動を強化し、日本市場におけるWorkday製品のビジネス体制をさらに強化していくことを発表した。また、Workdayソリューションの導入を支援し、運用までを迅速化するプログラム「Workday Launch」を日本市場で提供開始する。
日本市場においては、インターネットやデジタル基盤を活用した新興企業も多く、ビジネスの成長に合わせて人材の強化や採用促進を行っている企業も多い。その成長に合わせて、人材データの可視化や従業員エンゲージメントや社員教育の強化など、人材管理システムへの依存度も年々高くなる傾向がある。
一方で、中規模企業向けのソリューションとして、タレントマネジメント、労務管理、給与計算などさまざまな種類の、ポイントオブソリューションと呼ばれる断片的なITツールが多数存在する。業務要件ごとにシステムに依存することになり、シームレスで一貫した経営の管理に支障をもたらすケースもある。
そこで同社は、Workday Launchで、人材データを含む財務、人事、プランニングなどに必要なデータの一元的な管理運用をサポートする。具体的には、日本国内の中規模企業に向け、HCMやファイナンシャル マネジメントといった、Workdayソリューションの基本的かつ根幹的な機能をパッケージで提供する。導入後、追加機能による設定や設定変更も可能。契約や手続きを簡略化し、Workdayの導入および意思決定も迅速に行えるようにした。また、1社1社ヒアリングを行ってソリューション導入を進めるため、「人材情報を可視化し適切な人材配置を行いたい」「財務データ活用のため一部の人事と財務のデータ を連携させたい 」というような個別の目的に合わせて Workdayを導入できるという。
同社は「エンタープライズ マネジメント クラウド」構想の下、分散されたERPモデルから脱却し、財務、人事、プランニングなどが統合されたクラウドベースの経営管理プラットフォームの提供に注力。組織の規模にかかわらずDXを加速し、データドリブンで迅速かつ効率的な経営改革の支援を目指すとしている。