学情は、同社が運営する「あさがくナビ2023」サイトを訪れた2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「スカウトメール」に関して調査を実施した。調査期間は、2021年10月21日~11月16日で、589名から回答を得ている。
調査の結果は、以下のとおり。
インターンシップなどの企業選びでは「検索」よりも「メール」を活用
インターンシップなどの企業選びにおいて活用しているものは「インターンシップ情報サイトからのお知らせメール」が60.6%で最多。次いで、「スカウトメール」52.3%と続いた。メールが「条件を選択しての検索」や「フリーワード検索」を上回る結果となった。採用活動においては、スカウトメールなどの「メール」が重要な役割を果たしていることが分かる。
同社の分析
デジタルネイティブであるZ世代は、オンラインでの情報収集や購買に慣れ、自身で検索するよりも「欲しい情報が送られてくること」を望み、「直感」で希望に近いと感じるものを選択したい世代。「自分宛」の情報と感じてもらえる情報を発信することが、Z世代とのコミュニケーションにおいてはポイントとなる。
スカウトメールでうれしいポイントは「自分にスカウトを送ろうと思った理由」
スカウトメールに記載されているとうれしいポイントは、「自分にスカウトを送ろうと思った理由」が71.8%で最多。次いで、「具体的な仕事内容」61.3%、「参加可能なインターンシップ」56.0%と続いた。「Web履歴書を読んでくれていると感じると、プレエントリーしたくなる」「どのような点を評価されてスカウトされたかが分かると、自身が活躍できるかイメージしやすい」などの声が上がった。スカウトメールでは、「なぜスカウトされたか」など「自分宛」のメッセージを受け取りたいと考える学生が多い。
プレエントリーしたくなるスカウトメールは「希望する職種と合っている」が最多
プレエントリーしたくなるスカウトメールは、「希望する職種と合っている」が72.2%で最多。次いで、「希望する業界と合っている」67.2%、「『気になる』していた企業からのメール」39.7%、「インターンシップの日数が希望と合っている」39.4%が続いた。