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HRzineニュース

デジタル化の課題、「上層部の理解が浅い」「ベテランが抵抗」など―MMD研究所調べ

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 ProgateとMMDLaboが共同運営するMMD研究所は、20歳~59歳の正社員の男女1万人を対象に、1月28日~31日の期間で「従業員からみたデジタル課題に関する実態調査」を実施した。

 同調査の概要と結果は以下のとおり。

  • 調査期間:2022年1月28日~31日
  • 有効回答:予備調査1万人、本調査1500人
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象
    ○ 予備調査:20歳~59歳の正社員の男女
    ○ 本調査:企業で働く従業員
  • 設問数:予備調査8問、本調査10問

業務のデジタル化についていけない従業員は20.7%
最も苦労しているのは「慣れたやり方からの移行」

 予備調査で、勤めている企業で業務のデジタル化を行っているか聞いたところ、73.3%が行っていると回答した。次に、勤めている企業で業務のデジタル化を行っている7335人を対象に、業務のデジタル化についていけているか聞いたところ、「ついていけている」が18.0%、「どちらかというとついていけている」が24.5%と、合計42.5%が業務のデジタル化についていけていると回答。一方で、「あまりついていけていない」が13.7%、「ついていけていない」が7.1%と、合計20.7%が業務のデジタル化についていけていないと回答した。

 続いて、業務のデジタル化で苦労しているか聞いたところ、57.7%が苦労していると回答。加えて、業務のデジタル化で苦労している4231人を対象に、業務のデジタル化で苦労していることを複数回答で聞いたところ、「慣れたやり方から移行するのが大変」が35.7%で最多となり、次に「電子機器を使いこなせるようになるのが大変」が 24.7%、「セキュリティ対策の強化、知識向上が大変」が24.2%と続いた。

自社のデジタル課題に対し従業員が考えていること
「経営者や幹部がデジタル技術に対し理解が浅い」など

 同社の第1弾調査「企業のDXおよびデジタル課題に関する実態調査」では、従業員のデジタルスキルに対し、大企業の教育担当社員は84.5%、中小企業の教育担当社員は 77.5%、会社経営者・役員は48.0%が課題を感じているという結果だった。今回、予備調査より企業で働く従業員1500人を抽出し、自身が勤めている企業のデジタル化における課題を自由回答で答えてもらったところ、以下のような声が上がった。

20代
  • 「既存の何年もかけて培った個人のノウハウをそのままデジタル化できない」(男性・20代)
  • 「変えることで自分たちの仕事(新しく覚えること)が増えるという年配層の考えを変える必要がある」(女性・20代)
30代
  • 「スピード感。世の中のスピードに対して実行力が遅すぎる」(男性・30代)
  • 「昔からのやり方を変えない年配の幹部や経営陣がいるので、そもそもデジタル化が進まない。若手社員が意見を言っても、デジタル化についての理解が薄いので、聞き入れて貰えず重要視されていない」(男性・30代)
40代
  • 「経営者や幹部がデジタル技術に対し理解が浅いこと」(男性・40代)
  • 「デジタル化に疎いベテラン社員の教育と意識改革」(男性・40代)
  • 「経営陣が必要性を感じてない」(女性・40代)
  • 「古いやり方が正しいと思っている石頭のお年寄り」(女性・40代)
50代
  • 「経営陣は年配が多く、保守的である。業務の効率化を進めるためにも必要な事を理解してほしい」(男性・50代)
  • 「管理職のベテラン、年配者も積極的にデジタル化に順応する姿勢をみせることが必要不可欠になってきていると思います」(女性・50代)

デジタルスキルへの興味は約7割、一方で学習しているのは約3割

 予備調査で、デジタルスキルを勉強しているか聞いたところ、「勉強している」が31.5%、「勉強していない」が68.5%となった。続いて、デジタルスキルに興味があるか聞いたところ、68.8%が「興味がある」と回答した。

デジタルスキルに意欲的な理由
「業務のスピードアップがしたい」「日常業務に活かしたい」など

 本調査で、自分のデジタルスキルを上げることへの意欲があるか聞いたところ、「積極的に上げていきたい」が13.6%、「指示された内容で上げていきたい」が20.9%と、合わせて34.5%が意欲があると回答した。

 次に、自身のデジタルスキル向上に意欲的な518人を対象に、意欲的な理由があるか複数回答で聞いたところ、「業務のスピードアップがしたいから」が36.9%と最も多く、続いて「日常業務に活かしたいから」が35.9%、「持っていないと時代に追いつけなくなると思うから」が33.6%となった。

デジタルスキル研修、企業・従業員ともに9割以上が効果があったと実感

 勤めている企業でデジタルスキルアップの研修を実施したことがある389人を対象に、具体的なデジタルスキル名を9つ挙げて、研修を実施したことがあるか聞いたところ、65.3%が実施したことがあると回答。次に、具体的なデジタルスキル9つの研修を実施したことがある254人を対象に、最も効果があったデジタルスキル研修を聞いたところ、91.3%が効果があったと回答し、そのうち「Excel、Word、PowerPoint」が25.2%と最も多く、続いて「プログラミング」が12.6%、「セキュリティ」が11.0%となった。

 第1弾調査と比較すると、「Excel、Word、PowerPoint」が6.6ポイント、「デジタルマーケティング」が4.3ポイント、「プログラミング」が4.2ポイント差となった。

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労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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