People Tech事業を展開するアトラエは、エンゲージメント解析ツール「Wevox(ウィボックス)」にて、業界ごとのエンゲージメントスコアの特徴をまとめたレポートを作成した。
レポートに記載されている業界は以下のとおり。
- 食品
- 機械・電気製品
- 素材・素材加工品
- インターネットサービス
- システム運用
- 医薬・バイオ
- 建設・不動産
- 小売
- 人材
以下では、同レポートの一部を紹介している。
全業界でのトレンド
Wevoxを利用している2240社以上を対象に、業界ごとのエンゲージメントスコアの特徴を調査。その結果、全体平均は70.3点であり、業界によってエンゲージメントスコアにバラつきがあった。
エンゲージメントスコアの年間推移では、2021年5月〜7月の期間ではスコアが上昇し続け、その後下降・上昇を繰り返していることが分かった。
2019年から2021年のスコアの推移
2019年度からのスコアを見ると、マクロ視点ではスコアは上昇し続けていることが分かる。特に、第一回の緊急事態宣言解除後、スコアが大きく向上する期間がある。
小項目ごとの変化(2020年と2021年の比較)
2020年度のスコアと比較すると、「給与への納得感」「職場環境への満足感」などの「環境」のスコア、および「経営陣に対する信頼」をはじめとする「理念戦略」のスコアが特に上昇している。一方で、「仕事量」のスコアは低下した。
各業界のトレンド
金融業界:2021年のエンゲージメントスコアの変化(全体との比較)
年間を通じて平均より低く推移するものの、秋口から年末に向けてスコアが向上する傾向にあることが分かった。
金融業界:小項目での比較
他業界と比較して、理念戦略・環境に紐づくスコアが相対的に高い傾向。一方、仕事量および組織風土に紐づくスコアの乖離幅が大きいことが特徴となっている。
その他の業界のレポートは、公式サイトよりダウンロードが可能となっている。
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