HRzineは2月26日、電子書籍『人事・経営陣に知ってほしい エンゲージメントの“真”常識』を刊行した。同書は、HRzineの連載「経営人事とエンゲージメント再考」に加筆・修正したもの。著者は、リクルートマネジメントソリューションズ HRアセスメントソリューション 統括部 マネジャーの荒金泰史氏。価格は700円(税別)。
本書では、さまざまな規模・業態の企業に対して、エンゲージメント向上のためのコンサルティングを行っている著者が、人事・経営・現場が足並みをそろえてエンゲージメント向上に取り組むための方法を、2社の好事例とともに紹介する。
エンゲージメント向上は、本来的には会社にとっても働く個人にとっても、メリットのある取り組み。それを実際に実のある活動につなげていくために、取り組みの「焦点」を見極める方法を本書は教えてくれる。育成担当の社員やマネジャーから組織作りに関わる経営者まで、幅広いビジネスパーソンにお勧めの一冊となっている。
目次
- はじめに
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【第1章】 企業が踊る「エンゲージメント」狂騒曲、注目を集める理由と危性を知る
- エンゲージメントの大流行と依存症の狭間で
- 企業がエンゲージメントに着目する理由
- エンゲージメント流行の背景にある3つの課題
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【第2章】 従業員満足度と何が違う? エンゲージメントを高めたい企業が陥りやすい「盲点」
- エンゲージメント向上に向けた2つの論点
- エンゲージメントスコア依存症の落とし穴
- エンゲージメントとは本来何だったか?
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【第3章】 物分かりがよいだけの企業・上司の下ではエンゲージメントは向上しない――では何が必要か
- 従業員の価値観が多様化していることを再認識する
- 個を生かすことと、個を大事にし過ぎることは違う
- 夢中になれる仕事のつくり方
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【第4章】 エンゲージメントを高めれば業績は向上するのか?
- エンゲージメントを高めることで本当に業績は向上するのか
- エンゲージメント向上施策に疑問を呈する経営陣の真意とは
- 問いに立ち止まらず前に進んでいくためには
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【第5章】 人事が経営・現場と足並みをそろえていくために有効なポジショニングとは
- 存在感を増しているHRBPという立ち位置
- HRBPとコーポレート人事の視点の持ち方の違い
- この時代に、人事に求められる視界や視点
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【第6章】 エンゲージメント向上は実のある取り組みでなくてはならない
- 前章までの振り返り:エンゲージメントを巡って生じやすい誤解
- 現実を共に見れば、エンゲージメントに無関心でいられる現場マネジャーはいない
- エンゲージメント向上の取り組みをスムーズにした2つの事例