電通国際情報サービスは、従業員エンゲージメント向上を支援するコラボレーションアプリ「ENGAGE TAG(エンゲージタグ)」を製品化。Microsoft Teams利用企業向けに販売を開始した。
同アプリケーションは、組織内における「認め合う文化」や「心理的安全性」に着目。従業員が相互にビジネススキルや趣味・特技などを「タグ」で可視化し、そのタグを手掛かりにした社内人材検索からコンタクトまでを実現する。以前であれば、オフィスなどで立ち話や雑談する中で知り得たような情報をタグとして可視化することで、オンラインコミュニケーションの課題である「初対面の人との関係構築」に対する敷居を下げることができるという。
具体的には、登録したタグに「いいね」や「推薦文」を付記する機能による認め合う文化の醸成や、コミュニケーションデータの自動集積による、組織内の人材ネットワークや組織の活性度把握など、組織パフォーマンス向上に貢献する。
またENGAGE TAGは、Microsoft Teamsテナント単位で利用するアプリケーションのため、導入においてはMicrosoft Teamsアプリストアからインストール後、自社のオリジナルタグを整備するだけですぐにサービス利用が可能となる。
アプリケーションの概要は以下のとおり。
タグによる社員のスキル可視化
プロフィール作成時には、所属部署やビジネススキルといった一般的な項目のほか、趣味・特技や興味・関心などの情報を柔軟にタグ化して登録できる。また、社員のスキルを「テクニカル(技術)」「ヒューマン(人柄)」「コンセプチュアル(思考)」と3つのカテゴリーで分類することで、人材ポートフォリオとして可視化できるようになる。
社員同士のタグ付け提案
仕事をする中で、素晴らしいと感じた同僚のスキルに対してスキルのタグ付け提案が可能。自分で登録したものだけでなく、周囲に認められたスキルが可視化されることで、認め合いの文化を醸成する。
タグを起点とした人材検索とネットワーク表示
設定したタグに基づいた柔軟な社員検索に加え、複数のスキルを掛け合わせた検索も可能。また、ネットワーク表示機能によって、検索結果の相手と関連するメンバーが表示できるため、新たなプロジェクト発足時のチーム組成検討に役立てたり、従業員の人材ネットワークの把握などに活用したりできる。
チームビルディングにつながるデータの可視化
アプリケーション上でのタグの交換状況や、「いいね」付与の状況などのコミュニケーションデータを個別に数値化・グラフ化することにより、従業員ごとのスキルや活動状況、組織の状態を管理者専用のWeb画面で把握できる。
提供価格
-
ライト版
利用人数:300名まで
月額利用料:25万円(税別)
-
エンタープライズ版
利用人数:301名以上
月額利用料:要相談
なお、同社のアプリケーション専用サイトより1ヵ月間のフリートライアルを申し込める。
【関連記事】
・2021年度の業界別エンゲージメントスコアをまとめたレポートを配布中―アトラエ
・従業員エンゲージメント向上を図る社員ストーリーマンガ「BATON」を開発―トレンド・プロ
・コロナ禍における従業員エンゲージメント向上のポイントを提言―リンクアンドモチベーション