更新情報(2月10日)
アイ・ラーニングは、DevOps Master資格認定試験の日本語版が受けられる認定コース「DevOpsマスター認定試験コース」開始を発表しました。コースの詳細は、こちらを参照ください。
DevOpsとは、とは、開発(Development)と運用(Operation)を組み合わせて短縮した言葉。アプリケーションやサービスのライフサイクルを通して、開発担当者と運用担当者の協業を重視したアプローチをとり、次にあげるプラクティスを実現する概念である。
- 継続的インテグレーション:開発から運用やサポートへの容易な引き継ぎ
- 継続的デプロイメント:継続的なリリースや可能な限りの頻繁なリリース
- 継続的なフィードバック:すべてのライフサイクルのステージにおける関係者からのフィードバックを要求
DevOpsは、もともとソフトウェア開発の分野で培われてきた概念だが、ITサービスや他のプロジェクトでも運用可能だ。たとえば、DevOpsには組織における環境(カルチャー)作りも含まれており、DevOpsが成功すると、組織内でストーリーを共有できるかつ共感を育てることができ、他人を非難しない文化を持つことができるようになる。
EXIN Japanが開始するDevOps Master資格は、DevOpsの知識のみならず、能力の習得を目指しており、試験に合格すると、組織の中でDevOpsを進めながら、基本概念を組織内に啓蒙できる人材(DevOpsマスター)として認定される。
なお、この資格にはFondationといった下位資格はなく、上位のMaster資格しかない。その理由としてEXINは、DevOpsの実践にはエンタープライズシステムの開発や運用の核となる知識ドメインの基本的な理解を必要とし、テスト、リリース、ITサービスマネジメントなどを含む、アジャイルの統合的なアプローチが重要になることを挙げている。
また、受験者の実務力を遡及できるよう、認定コース(認定には受講が必須)と試験の両方に、実際のプロジェクトで起きたことをベースとした「実践課題」が用意されている。これらを通して、DevOpsの原則(プリンシパル)とスキルを理解していることを証明する。
試験の前提条件として、次の内容が提示されている。
- EXIN認定教育事業者が提供するEXIN DevOpsマスタトレーニング(認定コース)の受講
- DevOpsの基本的知識
- 書籍『The DevOps 逆転だ!究極の継続的デリバリー』(日経BP社刊)の熟読
- 書籍『The DevOps HANDBOOK』(日本語版は2017年夏に日経BP社より発行予定)の熟読
試験時間は120分、問題数は50問、合格ラインは65%(50問中33問に正解)。