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若手・中堅社員がリーダーシップを発揮できる環境は「ある」と「ない」が半々、職場環境で差—シェイク調べ

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 シェイクは、従業員数300名以上の企業に勤める、入社2~10年目の正社員かつ非管理職層(管理職未経験者)を対象に、「若手・中堅社員のリーダーシップ」に関する調査を実施した。

日々の業務に「心の動き」を感じている若手・中堅層は6割

 日々携わっている仕事に、好奇心や楽しさ、悔しさなどの心の動きを感じるかと質問したところ、「とても感じる」は14.3%、「やや感じる」は44.7%と、約6割が何らかの「心の動き」を日々の業務で感じていることが分かった。

 また、前問で「とても感じる」「やや感じる」と回答した人に、どのようなことをしているときに心の動きを感じるか聞くと、「新しいスキルや知識を習得したとき」が50.1%で最多となり、次いで「自分で試行錯誤して成果を出したとき」が48.7%、「チームで協力しコミュニケーションをとっているとき」が28.8%と続いた。

 上位になった回答は、「自律的な学び」や「挑戦による成果」と関連しており、単なる業務の遂行よりも、意味のある成果や成長が感じられる瞬間に心が動いていることが分かる。

仕事への関心や意欲が、業務に取り組む姿勢に表れる

 日々携わっている仕事における自主的な工夫について質問したところ、仕事に好奇心や悔しさなどの心の動きを感じる人の多くが、自らの学習や工夫を通じて業務を前進させようとする姿勢が見られ、特に「新しい知識のインプット」「新たな方法の試行」など、前向きな取り組みが目立つ結果となった。

 一方で、仕事に心の動きを「あまり感じない」「まったく感じない」と回答した人は、「特に工夫はしていない」が最多になり、全体の約3割であることが明らかになった。

 心の動きを感じられると、仕事を率先して行ったり責任をもって遂行したりすることができると思うか質問したところ、「とてもそう思う」が19.3%、「ややそう思う」が52.7%と約7割が回答した。

リーダーシップを発揮できる環境は、過半数が「ある」と回答

 現在の職場で、リーダーシップを発揮する機会はあるかを質問した。なお、同調査におけるリーダーシップとは、立場にかかわらず目的や業務に向けてポジティブな影響力を発揮すること・責任をもったり能動的に意見を出したりして、率先して行動することと定義。その結果、「ある」と「ない」がほぼ半数となり、職場環境によってその機会の有無に差があることが明らかになった。

 同調査では、リーダーシップを管理職に限定せず広く定義したにもかかわらず、発揮の機会が「ない」と感じている人が一定数いるという結果は、組織内での期待の共有や環境整備がまだ十分に行き届いていない可能性もあると同社は述べる。

 さらに、前問で「あまりない」「まったくない」と回答した人に、現在の職場でリーダーシップを発揮できない要因を聞いたところ、「自信がない」が27.2%で最も多く、「モチベーションがない」が23.9%、「やりたいことが見つからない」が19.6%と続いた。業務上の制約や制度の未整備といった外的な要因よりも、心理的なハードルや意欲の低下といった内的な要因が中心となっていることが明らかになった。

 現在の職場で、リーダーシップを発揮するために必要なことについて聞くと、「職務スキルの向上」が35.6%で最多となり、次いで「個人の自信」が32.4%、「仕事との向き合い方」が30.5%で上位に挙がった。回答傾向を見ると、リーダーシップを発揮するために必要とされているのはスキルだけでなく、自信、仕事との向き合い方など、個人の内面に関わる要素であることが分かる。

会社に対し求めるキャリアサポートとは

 リーダーシップを発揮した経験やそのスキルは今後のキャリアに役立つか質問したところ、「とてもそう思う」が21.3%、「ややそう思う」が54.9%と、約8割が回答した。現時点での発揮経験の有無にかかわらず、将来のキャリアにおいて重要な要素として捉えていることが分かる。

 また、今後のキャリアで仕事を通じて実現したい夢や目標について聞くと、「ある」が42.9%と半数未満にとどまり、明確な目標を持てていない若手・中堅層は半数以上にいることが明らかとなった。

 会社や上司からどのようなサポートがあれば、キャリアに対する不安が軽減されると思うか聞いたところ、「キャリアパスの明確化」が31.9%で最多となり、次いで「定期的なキャリア面談の実施」が28.0%、「スキルアップ支援制度の導入」が25.7%と続いた。「見通しの提示」や「継続的な対話の場」といった、自己理解と将来展望の支援につながる項目が多く選ばれている。

 これは、前問で見られた「目標が持てない」「不安がある」という背景と整合しており、企業側に求められているのは一方的な施策ではなく、個々の価値観に寄り添ったキャリア支援のようだと同社は述べている。

 なお、調査の概要は次のとおり。

  • 調査期間:2025年4月8~9日
  • 調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
  • 調査人数:1005人
  • 調査対象:調査回答時に従業員規模300名以上の会社の2年目から10年目の正社員かつ非管理職層(まだ管理職になっていない)であると回答したモニター
  • 調査元:シェイク
  • モニター提供元:PRIZMAリサーチ

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