プラスアルファ・コンサルティングは、タレントマネジメントシステム「Talent Palette」(以下、タレントパレット)において、社員の健康診断データを一元管理し可視化する「ヘルスケア管理機能」を強化した。
機能強化により、健康診断の申し込みから健診データの取り込み、健診後の産業医面談までの一連の業務をシステム上で完結できる。具体的には、健康診断受診申し込み状況の把握と受診リマインドメール送信、健診結果データの取り込みと結果レポートの社員閲覧、産業医面談の実施、労基署への実施報告用集計、健康ダッシュボードと、健康診断管理の一連の業務をカバーするという。
面談管理機能では、健康診断結果や行時間労働状況などから、面談が必要と判断される従業員との産業医面談を人事から設定するだけでなく、従業員の希望により申し込める産業医面談可能枠を設定。面談実施後には、産業医が面談実施結果を記録するが、項目ごとに産業医のみが参照できる項目や人事に連携する項目といった権限設定ができる。
また、各医療機関から紙で返送される健康診断結果をタレントパレットに取り込む作業を同社が代行するオプションサービスも提供。データ化対象項目として、「労基署対応40項目」「法定健診対応57項目」「法定健診および特定健診対応86項目」の3パターンから選択できるという(※いずれでもない場合は個別見積りにて対応)。
同社は今後、タレントパレットでは休職者対応の機能やヘルスケアダッシュボードを搭載することで、社員のヘルスケア管理を強化するとともに、健康情報の集約により人的資本情報の開示に向けた支援もしていく予定だとしている。
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