リンクアンドモチベーション(LINK&M)は、「人事担当者の従業員エンゲージメントへの取り組みに関する実態調査結果」を公開した。
調査の概要は以下のとおり。
- 調査方法:インターネットによるアンケート
- 調査対象:調査会社パネルの「人事担当者」
- 有効回答数:1000人
- 調査実施日:2023年1月30日~2月10日
調査の結果については、同社は以下のように述べている。
「従業員エンゲージメント」への取り組みは、少数にとどまっている
「Q.お勤めの会社における、『従業員エンゲージメント』の全社的な取り組み状況に関して教えてください。」と質問したところ、「定量目標を設定し、調査改善を行っている」企業は全体の19.1%だった。また、「定量目標を掲げず、改善活動や調査にとどまっている」企業は全体の37.4%となった。
今回の調査から、「従業員エンゲージメント」について、定量目標を設定し、調査改善を行っている企業の割合は、全体の20%程度であることが分かった。また、取り組みを行っているものの、定量目標を定めていない企業が一定存在していることも明らかになっている。
しかし、従業員エンゲージメントを向上させるためには、指標の定量化と改善活動が求められる。それにもかかわらず、どちらか一方、またはどちらも取り組めてないケースが多く、従業員エンゲージメント向上に向けた取り組みのハードルが高いことが示唆された。
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