4designsは、従業員のキャリア自律を促す総合的な組織開発支援「プロティアン・キャリアドック」(以下、PCD)を、パナソニック インダストリーが導入したと発表した。
PCDは、厚生労働省発表の「セルフ・キャリアドック」に現代版プロティアン・キャリア理論を組み合わせた組織開発サービス。研修満足度ではなく行動変容を重視するカリキュラムが特徴で、企業の経営戦略・人事戦略に基づいたキャリアコンサルティング面談とキャリア研修を組み合わせているという。
パナソニック インダストリーは、「未来の兆しを先取り、お客様と共に社会変革をリードする」というビジョンの実現に向け、人を中心に据えた経営を実践するために、新たな人事制度や仕組みの導入・活用を進めている。
今回はその一環として、2023年5月から国内の約1.3万人の社員を対象としたプロティアン・キャリアeラーニング(基礎編)、管理職向けのeラーニング(マネジメント編/1on1面談編)の提供とキャリア相談窓口を設置し、人的資本最大化に向けた取り組みを強化した。同時に、全人事社員向けにキャリア対話型のワークショップ(約3ヵ月間)を先行導入した。
パナソニック インダストリー株式会社 常務執行役員 CHRO 梅村俊哉氏のコメントは次のとおり。
「パナソニック インダストリーは、2022年4月、『経営の真ん中に人を据え、一人ひとりが主役の会社になる』ことを宣言し、『想いを、動かせ。』をコンセプトに、『目的・未来志向で挑戦し続ける企業風土の実現』を目指した人財戦略を展開しています。
今回、『現代版プロティアン・キャリア』の考え方は、まさに、個人の『想い』を動かし、自らが描くキャリアを実現することで、目指す企業風土の醸成につながると考え、導入に至りました。現在は、社員のキャリア自律を促し、それを後押しする管理職支援のため、プロティアン・キャリアeラーニングの導入・活用を進めています。
私たちは、一人ひとりが持つポテンシャルを最大限に解き放ち、自らの『想い』を実らせることが事業の成長を押し上げると信じており今後も取り組みを加速してまいります」
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