パーソルホールディングスは、社内システムに経歴や異動意向を登録した社員が、グループ内の他部署からスカウトを受けて、異動できる人事制度「キャリアスカウト制度」を10月から運用開始すると発表した。
同制度では、国内の社員約2.5万人が対象となる。社員は、スカウト先とコミュニケーションをとりながら応募可否を判断でき、応募する場合は各ポジションの選考フローに入る。選考に合格すると異動を選択できるようになる。
同社では、グループ間の異動に関して、これまでも公募型異動制度「キャリアチャレンジ」による機会の提供を行っていたが、ダイレクトリクルーティング型の異動制度を導入することで、さらに多様な選択肢の中から、社員が主体的にキャリアを選択できるようにした。これにより、社員のキャリアオーナーシップが醸成され、仕事に対するモチベーションやエンゲージメントのさらなる向上が期待されるという。
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