揚羽は、2025年卒業予定の大学生を対象に、「25卒冬 就活生調査」を実施した。同調査は、企業の魅力因子である「業界」「個社」「仕事」「環境」「人・社風」の5つの軸について質問を設定し、回答者が任意で選択した企業に対するイメージについて「とても思う」から「まったく思わない」の4段階で集計したもの。
「社会的な影響力」重視の傾向が高まる
今回の調査と、2023年7〜9月に実施した「25卒夏 就活生調査」の重視項目の回答率を比較したところ、「業界」の「社会的な影響力がある」(9.7%増加)が最も変化が大きかった。就職活動初期から重要度が高い項目ではあるが、さらに関心が高まっているようだと同社は述べている。
また、同時期に実施した学生へのインタビュー調査では、「多くの人に自分の手掛けたものを届けたい」「影響力が大きい方がいい。その方が、社会貢献軸と照らし合わせてやりがいがあると思う」という声が寄せられたという。
広告業界やIT業界のブランドイメージが向上
夏から冬にかけてスコアが増加した上位10社について調査したところ、1位は博報堂(13.7ポイント増加)となった。次いで、電通(10.5ポイント増加)、森ビル(10.0ポイント増加)、Sky(9.0ポイント増加)と続く。前回調査から、広告業界やIT業界が大きくスコアを伸ばしており、夏以降、業界研究を進めたり、インターンシップなどのイベントに参加したりする中でブランドイメージが大きく向上していると考えられるという。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2023年11月8日~2023年12月31日
- 調査方法:BiZMiL SURVEYによるWebアンケート調査
- 調査対象:「インターンシップガイド」に登録する2025年卒業予定者
- 有効回答数:3051件
- 有効回答人数:380名
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