ニトリホールディングス(以下、ニトリHD)では、シニア層のさらなる活躍推進に向けて、2024年7月より再雇用制度を拡充することを発表した。また、再雇用制度における報酬水準の見直しも行うという。
同社は、従来65歳と定めていた継続雇用期間を、70歳まで拡大する。これまでも年齢による雇用制限を設けず、65歳を超えても継続雇用を行っていたが、今後は継続雇用の基準を具体化し、従業員がより安心して働くことができるよう見直したという。
また、同時に再雇用者の報酬水準も改定する。一定以上の職位においては、基本給、一部手当を定年前と同一の金額とし、報酬水準を定年前と比較して最大9割維持するとしている。
ニトリHDは、事業領域の拡大やグローバルチェーン展開の加速など、多くの課題に挑戦しており、これらの長期ビジョンを達成するためには、豊富な経験と知見を持ったシニア人材の活躍が不可欠だと述べている。
【関連記事】
・仕事の満足度は若年層が高く、ミドル層になると低下 シニア層は回復する傾向—パーソルHD調べ
・退職者と継続的につながる「アルムナイネットワーク」を新設 再雇用機会の拡大が狙い—三菱電機
・新卒が入社先で働きたい年数は「定年まで」が最多 一方で「年収が上がるなら転職も検討」の声—学情調べ