リクルートの研究機関「就職みらい研究所」は、同研究所学生調査モニターの大学生、大学院生を対象に、「就職プロセス調査」を実施した。
内定式の実施形態は、「対面での開催が予定されている」が9割
9月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は94.2%と、前年同月比で2.7ポイント増加、先月と比べて3.0ポイント増加した。内定率を文理別で見ると、「文系」が93.8%で前年同月比2.9ポイント増、「理系」が95.1%で2.2ポイント増となった。
また、地域別で見ると、「関東」が93.3%で2.5ポイント増、「中部」が96.0%で0.8ポイント増、「近畿」が95.1%で4.2ポイント増、「その他地域」が93.3%で2.8ポイント増という結果になった。さらに、進路確定率は87.5%で3.0ポイント増と、先月と比べても6.9ポイント増加した。
民間企業への就職が確定している学生に内定式の予定を聞くと、「10月1日に内定式が開催される予定」が62.9%で最も多く、次いで「10月2日以降に内定式が開催される予定」が17.8%、「分からない」が12.7%、「現時点で開催は予定されていない」が4.6%、「9月30日以前に内定式が開催される予定」が2.0%と続いた。
また、「開催される予定」と回答した学生に実施予定形態を聞くと、「対面」が85.3%、「オンライン」が7.1%という結果になった。
内定保有企業数は平均1.05社、内定辞退企業数は平均1.59社と、学生の多くが1社に絞り、他企業の内定を辞退していると考えられる。そのため、今後追加募集を行う企業が増えてくることも予想されるという。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:2025年卒業予定の大学生および大学院生に対して、「リクナビ2025」にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生3877人(内訳:大学生3031人/大学院生846人)
- 有効回答数:大学生804人/大学院生308人
- 調査実施期間:2024年9月1日~4日
- 調査機関:就職みらい研究所
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