企業間におけるIT人材の新卒採用は、いまや熾烈を極めています。それを背景に、「ぜいたくは言わない、とにかく確保したい」と現在の知識やスキルを問わず、それらは入社後に伸ばすことを前提に採用を進める「ポテンシャル採用」が増えているようです。しかし、それは結果的に会社に利益をもたらす採用なのでしょうか。今回はその考え方に一石を投じるとともに、会社に貢献してくれるIT人材を獲得するためのヒントを与えてくれます。(ラボ)
ポテンシャル採用のメリットを享受できるのは母集団の集まる人気企業だけ
求職者の過去の経験やスキルではなく、潜在能力を重視する「ポテンシャル採用」という言葉がここ数年で定着し始めてきています。第二新卒もポテンシャル枠として採用することで、企業としては新卒で取り切れなかった人数の確保ができるという点や、幅広い層/異なるタイプの求職者と接触できるという点でメリットがあり、求職者としてもチャンスが増えるため、互いにとって画期的な手法といえます。
しかし、このようにポテンシャル採用という言い方で20代の“若手優秀層”を集め、実際に獲得までできるのは、放っておいても母集団が集まる人気企業に限ってのことです。知名度の高い企業はこうしたPRをガンガン行って、若手優秀層に「自分でも行けるかもしれない」と思ってもらい、間口広く応募者を集めるのが得策です。
そこまで知名度のない企業が同じように「ポテンシャル採用」という単語で第二新卒を採用しにいこうとしても、基準に満たない候補者がたまに応募してくるくらいでしょう。
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山川 雄志(ヤマカワ ユウシ)
株式会社ギブリー 取締役。1985年12月に長野県に生まれる。横浜育ち。2004年中央大学入学後、2006年に学生起業。2009年株式会社ギブリーを現在の代表と共に創業。取締役就任。以降、HR支援事業、メディア事業等を展開。「現状維持は退化と同じ」がモットー。ワールドビジネスサテライト、NEWS ZEROなどメディア出演実...
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