Cavitteは、採用活動を行っている中小企業の経営者を対象に「採用活動」に関する調査を実施した。
採用活動をしている中小企業の8割以上は、採用担当者が3人以下
社内の採用担当者の人数を質問すると、1位が「2〜3人」で37.1%、2位が「1人」で34.7%、3位が「専任の採用担当者はいない」で14.7%という結果になった。1〜3位までの回答を合計すると、採用活動をしている中小企業の8割以上は採用担当者が3人以下であり、さらには約5割の企業では担当者が1人か専任担当者がいないことが明らかになった。
約半数が、自社の採用活動の結果に満足していない
現在、自社の採用活動の結果に満足しているか聞いたところ、「満足している」が37.1%で最多となり、次いで「満足していない」が35.6%と続いた。また、「非常に満足している」「まったく満足していない」という回答もそれぞれ約13〜14%の回答率があり、約半数が採用活動の結果に満足していない様子がうかがえる。
採用課題は、求人応募者数の少なさと応募者の質の低さ
自社の採用活動の結果に「満足していない」と回答した人に対し、採用活動で直面している課題は何かを質問したところ、1位が「求人応募者数が少ない」で72.4%、2位が「応募者の質が低い」で53.4%という結果になった。
さらに、「採用活動の業務は負担が大きいと思うか」を聞くと、1位が「負担が大きい」で49.7%、2位が「負担は大きくない」で23.3%、3位が「とても負担が大きい」で22.7%と続いた。1位と3位を合わせると、7割以上が負担が大きいと感じていることが明らかになった。
最も業務の負担が大きいと感じるのは「面接・選考の実施」
採用活動の業務は「負担が大きいと感じる」と回答した人に対し、特に負担が大きいと感じる業務は何かを聞くと、「面接・選考の実施」が56.8%で最も多く、次いで「応募者管理(応募受付、書類選考など)」が45.8%、「求人広告作成・出稿」が39.8%と続いた。
加えて、負担が大きいと感じる理由は何かを聞くと、1位が「採用活動に割ける時間が不足しているため」で53.4%、2位が「採用に必要なスキルやノウハウが不足しているため」で50.0%という結果になった。業務負担が大きいと感じる主な理由は、時間やスキル、ノウハウが不足しているためだと分かった。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2024年11月20~21日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:採用活動を行っている中小企業の経営者(20~50代の男女)
- 調査人数:334名
- モニター提供元:RCリサーチデータ
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