名古屋鉄道は、鉄道エキスパート職(運輸職および技術職)を対象に、制服着用時などの身だしなみ基準を改定し、7月1日から社内の運用を変更すると発表した。
これにより、多様性の尊重や係員が快適に働ける環境の整備へとつなげ、係員のエンゲージメント向上による人材の確保・定着を図る。
改定内容は次のとおり。
- 駅・運転部門
- 1.制服:夏服・冬服の着用期間を定めず、通年で選択可能。
- 2.ネクタイ:着用は任意。
- 3.制帽:乗務員室、改札・精算窓口および執務室内での脱帽が可能。
- 4.靴:革靴以外にも暗色系(黒、紺、濃茶)を基本としたビジネスシューズやスニーカーを選択可能。
- 施設部門(土木・電気・車両)
- 1.作業服:半袖を導入。
- 全部門共通(性別を問わない共通の基準)
- 1.メイクや爪は業務に支障がなく、顧客に不快感を与えない範囲で選択可能。
- 2.髪はより明るい色まで染色可能。[1]
注
[1]: NPO法人日本ヘアカラー協会作成のヘアカラー色見本レベルスケール9番以下
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