HRBrainは、バックオフィス業務における申請や承認、稟議といったプロセスの効率化を支援する「HRBrain ワークフロー」をリリースした。同機能は、柔軟な承認フロー設計と申請内容の一元管理を特徴とし、管理者・承認者・従業員それぞれの負担を軽減する。
企業のバックオフィスでは、組織変更や人事異動などに伴うフローの見直しや滞留申請への対応が大きな負担となっいた。また、紙やExcelによる管理や、複数のワークフローシステムの併用により、生産性低下を招くケースも見られていた。
また、これまでHRBrainが提供してきた申請ワークフロー機能は、主に従業員情報の更新を目的としており、より柔軟な設計・運用を行うには機能面での制約があったという。
HRBrain ワークフローでは、申請や承認業務のToDoを1つの画面に集約。申請フォームは用途ごとに分類整理できる。これにより、従業員が必要な書類を迷わず選択できるようになり、対応漏れや作業の煩雑化を防止する。また、承認が必要な申請や差し戻しされた申請の状況をToDoリストとして明確に表示し、進捗管理の負荷を軽減する。
承認フローは組織構造や業務内容に応じて柔軟にカスタマイズ可能。階層指定による上長承認の設定や、複数の申請フォームにフローをひも付けて運用できる仕組みにより、人事異動や組織変更時のメンテナンス作業の手間を最小限に抑えている。さらに、今後は部署や役職などの範囲条件指定機能も追加する予定。
スマートフォン最適化にも対応しており、PC環境がない状況でも申請・承認作業が可能なため、出先や移動中にも業務が止めずに済む。申請の進捗も可視化されており、一定期間滞留した申請には自動リマインドが送られることで、迅速な意思決定を促す。
HRBrain ワークフローは2026年に大幅なアップデートを予定しているという。
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