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ITエンジニアのしあわせな採用のために | 第1回

ITエンジニア採用に欠かせない原則とは


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 あらゆる業種で人手不足と言われるが、とりわけ「ITエンジニア」の不足感は高い。採用もそれだけ困難であるわけだが、思うように採用できない理由は、実は採用市場に現れる人材の人数が少ないだけではない。ITエンジニアが御社を選ばない本当の訳とは――本連載ではITエンジニアが入りたいと思う会社・思わない会社の違いや、入りたいと思ってくれるための環境づくりなどを解説していく。今回は、ITエンジニアを採用するために真っ先に押さえるべき「基本原則」を取り上げたい。

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今や、多くの企業にとって、ITは欠かせないビジネス要素になっている。特に、次のような特徴に当てはまる企業にとっては、ITエンジニアを採用し、活躍してもらうことは重要な意味を持つはずだ。

  • 自社・仕入先・顧客、あるいはユーザーのためのITシステムの構築・運営がビジネスの優位性・生存競争に直結している企業
  • ある程度以上の人数規模となり、セキュリティや効率化といったニーズを満たす情報システムを導入、改善していく必要のある企業

ITの活用が当たり前になった現代においては、多くの企業がこれらの特徴に当てはまるかもしれない。このような企業では、ITエンジニアを社員として採用するか、必要なIT系の機能をすべて他社にアウトソーシングするか、ITエンジニアを雇いつつその指揮のもと一部をアウトソーシングするか、といった選択肢の中から方針を選ぶことになる[1]

一般に、IT系のアウトソーシングには自由度とコストのトレードオフがあり、自分たちがアウトソーシング先に合わせて安く早く済ませるか、高いコストを払って自由度を得るかを選択する必要がある。そのため、コストを抑えながら自社に合うIT活用を柔軟に進めるためには、ITエンジニアの採用が欠かせない。

また、アウトソーシングをしても各種の決断の最終責任は自社に残り、常に一定の管理・監督・判断をしなくてはならない。それだけのIT力がない会社では、後になって思わぬ事態を招くリスクもある。したがって、管理対象が広くなる一定規模以上の会社においても、ITエンジニアを採用し継続的に活躍してもらうということは極めて重要になるはずだ。

ところが、日本は人口減少の時代となり、ITエンジニアの採用に苦戦している会社は多い。ITエンジニアの総数が足りないのだから激戦はしかたがない。しかし、御社がITエンジニアを採用できないのは、ITエンジニアを採用するための基本的な原則を知らないためかもしれない。この場合は原則を知り、自社の状況にあった作戦を立て、的を絞った募集をかけることで、採用のチャンスを増やすことができる。

今回は、ITエンジニアを採用したいものの採用に苦戦している、もしくはこれから採用を始めたいという層に向けて、エンジニアであり経営者である筆者の経験を踏まえて、ITエンジニア採用のシンプルな原則を解説する。

ITエンジニアが重視するのは成長機会

「ITエンジニアの採用に一番重要で、それ一つでも採用できるくらい強力なもの」を1つ挙げるとすれば、それは「成長機会」ということになるだろう。ITエンジニアにとって、自分のスキルは最重要の資本である。これを大きくしていくことは、人生の戦略上、もっとも基本的な目標といえる。

優秀なITエンジニアを目指しており、職業人生の残り時間が多いほど、自分のスキル向上を重視する傾向は揺るがないだろう。

したがって、ITエンジニア(特に、キャリアの浅い若手から中堅くらいまでの層)を採用するためのシンプルな原則は「成長機会の提供」ということになる。つまり、採用するためには相手に「この会社に入社すれば成長できそうだ」と感じてもらうことが、決定的に大事だということである。

「なんだ、それなら問題ない。うちの会社では大きく成長できるに決まっているのだから」と思われた方がいるかもしれないが、ちょっと待ってほしい。ここには大きな誤解が潜んでいる可能性があるのだ。

[1]: ITエンジニアでない社員をITエンジニアに変えるという方法もあるが、採用を本題とした本連載では触れないこととする。

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この記事の著者

株式会社万葉 大場 寧子(カブシキガイシャマンヨウ オオバ ヤスコ)

株式会社万葉 代表取締役社長。中学からプログラミングを始め、東京大学文学部卒業後、(株)ジャストシステム、ベンチャー企業、フリーランスを経て、2007年に万葉を設立。現役のRubyプログラマとして受託開発を続けている。Rubyアソシエーション評議員。著書『Ruby on Rails逆引きクイックリファレンス...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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