副業を実施する、あるいは希望する目的で最も多かったのは「収入を増やしたい(73.8%)」。一方で、「知見や視野の拡大(65.1%)」「スキルや経験の獲得(64.2%)」など、6割以上が今後のキャリアのプラスになる経験を挙げている。また、「副業を通じて転職先を探したり、今後のキャリアを考えたい(29.7%)」と転職を視野に入れた副業の実施・検討も約3割いた。
転職後に不満やギャップを感じたことがあるか、という質問に対しては76.9%が「ある」と回答。その内容を尋ねると、1位が「周囲との相性(42.9%)」、2位が「経営理念・社風(40.7%)」と、4割以上が相性や社風など実際に働かないとわからない項目を挙げた。また、不満やギャップを感じた要因の第1位は「十分な情報収集が出来なかった(43.5%)」ことが挙げられており、入社前に情報収集できる範囲が限られていることも明らかになった。
副業中に互いに相性を確かめた上で副業先にそのまま転職する「お試し就職」について、自身の転職活動の際には「是非実施したい(29.7%)」「手段の1つとして検討したい(60.3%)」 と、合わせて約9割が興味を持っていることも判明。さらに、実際にお試し就職を経験した人からは「転職時のギャップがなくなる」と好評という。