『プログラムの絵本 プログラミングの基本がわかる9つの扉』は、プログラミングを始めたいけれどコンピュータやプログラムの仕組みをまったく知らない方に最初に読んでいただきたい1冊です。
かつて、プログラミングは専門家や一部の好事家が行っているという印象がありましたが、いまや趣味はもちろん、教育にも取り入れられ始め、より一般的な存在になってきました。しかし、アプリを作りたいと思ってプログラミングに取り組もうとしても、そもそもコンピュータとプログラムがどういう関係になっているのか、その仕組みはどうなっているのか、まったく知らない状態だとなかなか理解が進みません。
プログラムがどういうものでどうやって動いているのかは、プログラミング経験のない方からすれば想像のできないことです。そこで本書では、「手を動かしてプログラミング言語を覚える」前に、最低限知っておきたい基礎知識をまとめました。
OSの役割やソフトウェアの仕組み、プログラムがどうやって作られてどのように動くのか、どんな用途にどのプログラミング言語が使われているのかなど、9つのテーマを通してプログラムの全体像を知ることができます。
これからプログラミングを始めようと考えている方にはもちろん、あるいはすでに経験のある方でも改めてプログラムの仕組みを学んでおきたいのであれば、本書がきっと役に立つはずです。
もちろん、JavaやPHP、Rubyといったプログラミング言語の資格取得を目指す方にもお勧めです。また、プログラムの仕組みの知識は、サーバーやデータベース、ネットワークを理解するための土台となる知識でもあります。Oracle Master、MCPのWindows ServerやSQL Server、シスコのCCNAなどの資格を取得したい方も、ぜひ手に取ってみてください。
本書についてもっと詳しく知りたい方は、この本の著者インタビューをご覧ください。
目次
第0章 プログラムの勉強をはじめる前に
第1章 コンピュータの中のソフトウェア
第2章 バイナリの世界
第3章 アセンブリ言語
第4章 メモリの使われ方
第5章 高級言語を使ったプログラミング
第6章 プログラミング言語の種類
第7章 プログラミング手法
第8章 高度なプログラミング
第9章 付録