トリドールホールディングス(以下、トリドールHD)傘下のKONA'Sは、同社のカフェチェーン「コナズ珈琲」において、社員およびパートナースタッフ(アルバイト)を含む全従業員約4350名を対象に、新たな人事評価制度「MAHALO(マハロ)」を導入する。コナズ珈琲独自の人事評価制度となる。
同制度では、1年間で「仲間の成長」にどれだけ貢献できたかを可視化し、その「貢献総量」に応じて1年に1度インセンティブを従業員に与える。貢献の可視化は成長感謝ポイント「MAHALO」を使って行う。
まず、上長(基本的に店長)が従業員の成長をレベル1~レベル3で評価する。評価は加点方式の絶対評価で、店舗ごとに総量を制限しない。その評価を上位職(マネージャー)が承認すると、「レベル数×3」個のMAHALOが従業員に付与される。この時点で、従業員には自身の成長が見えるようになる。
MAHALOを付与された従業員は、自身の成長に寄与してくれたと思う従業員に、付与されたMAHALOを分配する。分配する相手は1人に限らず、社員・アルバイトも問わないが、自身の手元に残すことはできない。この分配により、従業員は仲間の成長に自身がどれだけ貢献したかを知ることができる。
MAHALOを受け取った従業員は、社員・アルバイトそれぞれのインセンティブ原資から獲得数に応じて按分されたインセンティブを受け取る。インセンティブは100万円を超えることもあるとする。将来的にはMAHALOを人事評価指標の1つとしても活用し、昇進や昇給につなげる予定という。
同制度を導入する背景には、トリドールHDが推進する「心的資本経営」がある。店舗が繁盛するには、顧客に感動を与える必要がある。顧客に感動を与えるには、従業員がハピネスでなければならない。MAHALOはこの考え(ハピカン繁盛サイクル)を具体的に推進する。
MAHALOの記者説明会において、KONA'S 代表取締役社長の阿部和剛氏は、「現場から『あの人のおかげで成長できた』という声を聞いてきた。互いに成長を支援し合い、誰もが成長し続けられる仕組みをつくりたいと思ってMAHALOを設計した」と説明。同制度を正しく実行・定着させていくために、自身が責任者としてコミットすると意気込みを示した。
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