学情は、新型コロナウイルスの感染拡大やテレワークの推奨を受け、20代専門の転職サイト「Re就活」でアンケートを実施した。対象は同サイトへの訪問者で、調査期間は2020年6月24日~2020年6月30日。783名から回答を得たが、そのうち緊急事態宣言中にテレワークを実施した人は251名、実施していない人は532名。
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テレワークを実施したいと回答した人は74.2%。その理由は、「新型コロナウイルスの感染リスクを減らしたいから」「通勤がないと時間を有効活用できるから」「テレワークでも仕事ができることが分かったから」など。また、「資料作成など、自宅の静かな環境で取り組んだほうが集中できる仕事もあることが分かった」「オンラインツールである程度のコミュニケーションは取れることが分かった」という声もあった。
テレワークを実施したい頻度は、「週に3~4回」が最多で36.5%、次いで「週に1~2回」が28.1%となっている。一方、「毎日テレワークを実施したい」とした人は24.6%にとどまっており、テレワークを希望する人の75.4%は「週に1回以上の出社」を希望している。ここから、20代は会社とテレワークをうまく組み合わせたハイブリッド型の働き方を求めていることが分かった。
出社したい理由は「対面のほうが相談しやすい」が最多で36.2%、次いで「社内の人間関係も大切にしたい」が34.8%となった。20代は、会社の雰囲気や良好な社内の人間関係を重視する傾向がある。「対面のほうがスキルの習得や自己成長につながる」の項目も19.9%の回答を集めており、テレワークを実施する場合も、対面でのコミュニケーションを大切にし、社員同士の意見交換や相互協力のなかで成長していきたいと考えていることが分かる。
転職先の企業でテレワークをする場合、あるとうれしい制度は「eラーニングなどの研修制度」が最多で43.7%、次いで「定期的な出社日」が41.4%、「明確な評価制度」39.3%となった。「仕事に慣れるまで、気軽に質問できる環境があるとありがたい」「どう評価されているかが分かると安心できる」という声が寄せられている。