システムインテグレータは、プログラミングスキル判定サービスTOPSICにおいて、7段階の評価機能「TOPSICグレード」を7月30日にリリースした。プログラミングテスト受験者のスキルレベルをより正確かつ直感的に把握できるようになり、企業と採用受験者のマッチングや、企業の社員教育の効果測定(アセスメント)の精度が向上するという。
TOPSICは英語力の検定試験TOEICのように、プログラミングスキルを客観的に測定できるサービス。全自動採点方式で、オンラインでリアルタイムにテスト結果がわかる。社員のプログラミング教育やエンジニア採用のスクリーニングに使われている。
従来はTOPSICのプログラミングテスト受験後に、テストごとの順位、偏差値などが算出されていた。これらのデータは、そのテストの難易度や受験者全体のレベル感を理解した上での「相対評価」として有効な指標である。
今回リリースされたTOPSICグレードは、過去1年分の受験結果を分析し、受験者のレベルを「絶対評価」で提示する。そのため、受験者のその時点の実力を簡単に把握できる。開発の背景には、「経営者、人事でもパッと見てわかるスキル指標がほしい」「自分のプログラミングレベルを伝えるための基準がほしい」というユーザーの声があったという。英会話のTOEICと同じように、TOPSICを何回も受験すれば、スキルの成長推移を見ることも可能である。
TOPSICグレードでは、受験者ごとに次のような画面が表示される。シンボル(楯)は現在のTOPSICグレードを示し、グラフはTOPSICグレードの時系列推移を表示する。また、これまでの受験結果(点数や相対評価)は一覧表で表示される。
なお、グレードは次の7段階のシンボルで表現される。