マイナビは、2022年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生を対象にした「マイナビ 2022年卒大学生インターシップ・就職活動準備実態調査(7月)」の結果を発表した。調査期間は2020年7月20日~7月31日で、回答数は5015名。
7月にインターンシップに応募した学生は85.9%と前月より6.3ポイント増加した。また、参加した学生は24.7%と前月(9.1%)より15.6ポイント増加した。
7月にインターンシップに参加した学生のうち、参加したインターンシップの形式が「WEBのみ(対面なし)」と回答した割合は73.9%であった。例年、夏のインターンシップは学生の夏季休暇期間である8月が実施・参加のピークだが、Webのインターンシップでは時間や場所の制約を受けにくいため、7月でも実施・参加がしやすいものになったと推察される。
また、7月にWebのインターンシップに参加した学生に、Web開催のインターンシップを通して企業や仕事が理解できたかを聞いたところ、「理解できた(49.0%)」「どちらかというと理解できた(46.7%)」と、95.7%が「理解できた」と回答した。また、Web開催の満足度については「満足できた(42.6%)」「どちらかというと満足できた(47.6%)」で、合わせると90.2%が「満足できた」と回答した。
Webのインターンシップに満足した理由として、「企業側の工夫」「質問のしやすさや丁寧な回答などの配慮」「感染症の不安のなさ」「参加のしやすさ」などが挙がった。一方、Webのインターンシップに不満足であった理由として、「グループディスカッションなどでコミュニケーションが取りにくい」「質問がしにくい」「社員や職場の雰囲気がわからない」などが挙がった。Webのインターンシップを開催する際には、対面で行うインターンシップ以上に、特にコミュニケーションの面で細やかな配慮をすることが必要だといえる。