キャスターは静岡銀行と、人材領域において連携協定を締結したことを9月11日に発表した。
新型コロナウイルスにより、世界中で人・モノの動きや各国の経済活動が強く制限されるなか、世界経済は11年ぶりにマイナス成長に陥り、日本経済も景気後退局面に入った。地域金融機関を取り巻く環境も低金利政策の長期化や、人口減少・高齢化の進行を背景とした社会構造の変化、デジタル技術の進展に伴う非対面サービスの普及・異業種の参入など、さまざまな要因により変化を続け、静岡県内でも、観光業、製造業をはじめとする幅広い産業、そして個人の生活に至るまで影響が拡大している。
静岡銀行では、こうした変化を見極めながら、第14次中期経営計画「COLORs ~多彩~」で掲げるビジョン「地域のお客さまの夢の実現に寄り添う課題解決型企業グループへの変革」の実現をめざし、顧客のさまざまなニーズに対応すべく「人材採用コンサルティング」「各種人事制度コンサルティング」「IoT導入支援」など人材ソリューションの提供に取り組んでいる。
一方でキャスターは、2014年の創業以来、全社でリモートワークを行い、人材事業を中心にオンラインで価値を届ける事業を展開してきた。静岡銀行は、オンラインの事業作りや組織運営の経験とノウハウも豊富なキャスターと連携することで、同行の顧客の人材戦略、組織戦略、DX戦略などの実施による成長を支援するとともに、より質の高いソリューションを提供する。
主な取り組みとして、静岡銀行とキャスターは相互に協力・連携のもと、人材戦略などに係る以下の支援を行う。これにより、静岡銀行の取引先企業の課題を解決し、地域経済の活性化を図っていく。
1.従業員の採用・育成・配置・定着に関すること 2.人事制度設計に関すること 3.人材戦略による成長支援に関すること