企業向け健康管理システム「Carely(ケアリィ)」を提供するiCAREは、LINEおよび国内グループ会社内の約3500名を対象にCarelyを導入し、10月より本格運用を開始することを発表した。
Carelyは、人事労務担当者や産業保健スタッフが行う健康診断・ストレスチェック・長時間労働などの健康労務をクラウド上で一元管理できる健康管理システム。バラバラに保管されていた健康情報を集約させることで、健康リスクの高い従業員を自動的に提示するなど、健康労務にかかる工数を削減する。
LINEは従業員の健康情報の一元化を目的に、機能とコストパフォーマンス、使いやすいUI/UXといった点などを評価して、Carelyの導入に至ったという。また、国際基準であるISMSに則った対応をはじめ、二要素認証やIPアドレス制限、暗号化やバックアップなどの対策を十分に行っていることや、API連携やシングルサインオンに対応しておりシステム連携が可能であることも導入の決め手となったとする。
iCAREは、以下の施策をCarelyで実施することで、人事労務担当者・産業保健スタッフの工数削減と、健康管理におけるペーパーレス化を推進していくと述べている。
- 一連の健康情報のペーパーレス管理
- 複数拠点での健康情報の一元管理
- 健診後の就業判定と産業医の判断によるオンライン再検査勧奨
- ストレスチェックにおける一連の管理
- 超過勤務者への疲労蓄積度チェックのWeb実施
- 産業医面談時の情報収集や進捗・記録管理
- 安全衛生委員会の内容充実のための人事担当者と産業保健スタッフ間の情報共有
- グループ間をまたぐ、スムーズな健康情報移行