マイナビは、2022年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生を対象に実施した、「マイナビ 2022年卒大学生インターシップ・就職活動準備実態調査(9月)」の結果を発表した。調査期間は2020年9月21日~9月30日で、回答数は5886名(内訳:文系男子986名、理系男子1054名、文系女子2678名、理系女子1168名)。
インターンシップ・ワンデー仕事体験に参加したことがある学生は76.7%と、前月より15.3ポイント増加した。応募者数は91.5%(前月比0.6ポイント減)で微減したものの9割を維持。9月の平均応募社数は3.8社(前月4.1社)、平均参加社数は2.7社(前月2.2社)となり、前月と比較して今月の平均応募社数は減ったが、平均参加社数は増えており、インターンシップへの参加がより積極的に行われた様子がうかがえる。
9月に参加したインターンシップの開催形式を聞いたところ、「WEBのみ(対面なし)」は70.1%、「対面のみ(WEBなし)」は23.8%、同プログラム内で「対面とWEB」の両方があったのは20.5%だった。多くの学生がWEB形式のインターンシップに参加していることが分かる。
参加した形式別にインターンシップへの満足度を聞いたところ、WEBで参加した学生で「満足できた」と回答した割合は35.2%だったのに対し、対面で参加した学生が「満足できた」と回答したのは72.3%で、開催形式の違いで2倍以上の差があった。「どちらかというと満足できた」を含めた合計でもWEBは88.7%、対面は96.6%となり、対面でのインターンシップのほうが学生の満足度が高い結果となった。
また、9月に参加したことがあるインターンシップのプログラムは、「グループディスカッション・グループワーク型」が最も高く、WEBで57.2%、対面で42.9%となった。対面に関しては、「職場見学型」が33.0%でWEBよりも16.1ポイント高く、「同行体験型」が24.9%でWEBよりも20.0ポイント高いという点が特徴的であった。