O-GOEは、「大切な社員の雇用を地域で守る」をコンセプトとしたシェアリングエコノミーサービス「つなキャリ」を11月1日にリリースする。
国の支援である助成金制度が減額される近い将来、企業の雇用維持が困難となることが予想される。しかし、一方では、業務多忙による人手不足を課題に抱えている企業もあり、人材過剰の企業と人材不足の企業の二極化が深刻な課題となりつつある。その解決の糸口となれるよう、同社は “地域で雇用を守る”をコンセプトに掲げた労働移動プラットフォーム「つなキャリ」を提供する。
つなキャリは、これまで大手企業中心に活用されてきた在籍出向の仕組みを一部取り入れ、地域の中小企業間でも実現可能とした。スタッフの生活や会社を守ることができ、当該社員および両企業が希望した場合には移籍金による転籍も可能のため、当事者全てにとってwin-win-winとなる仕組みを備える。また、同サイトでは人材派遣の企業も送出企業として参画できる。
つなキャリの具体的な機能は以下のとおり。
- 1. サイトで送り出し企業・受け入れ企業、互いの募集状況を簡単に検索可能
- 送り出し企業、受け入れ企業の情報をオンラインで検索できる。また、出向ニーズの確認も可能で、情報提供を受けに足を運ぶ必要はなくなる。
- 2. 電子契約で簡単・スピーディーに契約
- 送り出し企業および受け入れ企業は、電子契約書に必要事項を入力するだけでよい。そのため、契約書を一から作成する手間がなく、最短数分で契約締結が完了する。契約内容が不安な場合は、弁護士の紹介も行う。
- 3. 移籍金制度の導入
- 出向後の移籍を防ぎたい場合、または移籍の希望が出た場合も、送り出し企業と受け入れ企業がお互いに win-winとなるよう「移籍金制度」を導入。送り出し企業は出向契約時に移籍金の設定を自由に行えるため、移籍させたくない場合には移籍金設定を高くすることで移籍抑制が可能。逆に移籍する場合は、これまで大切に従業員を育てた費用対価として相当と思われる移籍金を設定できる。
- 4. 地域の採用支援の実績を生かした安心サービスを提供
- O-GOEは地域の採用支援に力を入れており、地域活性化の支援も行ってきた。その実績を土台にした人材紹介や企業同士のマッチング、有資格キャリアカウンセラーによる出向者の適性診断、Web面談(ZOOM)サポートなど、利用企業に安心を届けるサービスも提供する。