イグナイトアイは、同社が提供する採用管理システム「SONAR ATS」と、カオナビが運営するクラウド人材マネジメントシステム「カオナビ」とのAPI連携機能を提供開始したことを発表した。
イグナイトアイは2019年6月より「カオナビ コネクテッドパートナープログラム」へ「コラボレーションパートナー」として参画し、セミナーの共催やAPI連携に向けた開発を進めてきた。今回のAPI連携により、採用担当者は入社予定者の氏名、連絡先などの基本的なプロフィール情報をSONAR ATSからカオナビへシームレスに引き継ぐことが可能になる。
一般的に自社の採用活動の成否を知るためには、入社した社員の活躍を数年間にわたりトラッキングし、採用時の評価と入社後の活躍を合わせて振り返る必要がある。しかし、多くの企業では「採用選考時の情報」と「入社後の人材情報」は分断されており、自社の採用活動を効果的に振り返ることが難しい状況だ。
さらに、昨今のHRTech市場の成長にともない新しいHRサービスが続々と登場していることで、複数のHRサービスを利用する企業にとっては、自社の管理情報が利用するサービスごとに蓄積され、統合管理が難しい状況に拍車がかかってきている。
そのような採用担当者の課題を受け、SONAR ATSはカオナビとのAPI連携を実施した。入社後の人材管理を行うシステムとSONAR ATSとのAPI連携は初となる。今後は連携できる情報の拡充を進め、採用選考時の評価と入社後の活躍を分析できるようにすることで、採用時のマッチング・精度を高めていくことを検討していくとイグナイトアイは述べている。