学情は、2022年卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、内々定率調査(2022年3月度)を実施し、調査結果を発表した。調査期間は2021年2月17日~2月24日で、678名から回答を得た。
調査によると、2月末段階での内々定率は「19.6%」と、前月比+4.9ポイントとなった。また、前年同月も4.0ポイント上回った。一部地域で緊急事態宣言は続くものの、前年より影響は小さく、採用活動は順調に推移していることが分かった。
文理別に見ると、理系の内々定率が「31.1%」と前年を11.3ポイント上回る高水準となり、文系の「13.7%」を大きくリードする形になった。
また、新卒採用は3月1日に「採用広報解禁」となったが、広報解禁前までに5人に1人は内々定を獲得していることが分かった。
内々定獲得企業は、第1志望、第2志望の割合が増え、強く入社を希望する学生の比率も上昇している。一方、“他企業で内定(内々定)を得られなければ、入社を検討する”との回答比率が最も高く、多くの学生は意思決定に至っていないことがうかがえる。