クラウド勤怠管理・人事労務管理・給与計算システムの導入支援を専門に行うTECO Designは、中小企業へのテクノロジー定着の足掛かりとして、「CLOUD STATION(クラウドステーション)」事業を開始することを発表した。
日々進化しているクラウド勤怠・労務関連サービスは、勤怠管理システムだけでもかなり多くの種類が存在している。しかし一方で、「どのサービスで何ができるのか?」「比較するとどうなのか?」など、導入を検討する企業は迷うことも増えてきている。また、リモートワークの普及により、多くの商談がWebに移行された結果、ユーザーにとっては実際にクラウドが体験しにくいという新たな課題も浮き彫りとなった。
同社では、クラウドサービスは何より「体験」にもっとも価値を感じてもらえるものだと考えているが、各クラウドサービスに設けられた無料トライアル期間内にさまざまなテストを完了できない、忙しくて何社も確認・比較しきれないという課題もあった。CLOUD STATIONでは、この点を「体験」「比較」により解消し、中小企業へテクノロジーを届け、しっかりと定着するサービスの提供を目指す。
具体的には、CLOUD STATIONでは次の施設やサービスで、オンライン・オフラインを融合した総合的なクラウド体験を提供する。
- 神楽坂ショールーム(予約制)
- ワークショップ(オンライン講義含む)
- オウンドメディア「CLOUD STATION」
各々の詳細は次のとおり。
神楽坂ショールーム
神楽坂ショールーム「CLOUD STATION」では、各クラウドサービス比較や、同社がこれまで培ってきたノウハウによるデモンストレーション、個別相談までを一気に体験できる。
【ショールーム展示例】
- 協賛企業によるデモ機器の展示
- 人事労務freee、マネーフォワードクラウド給与・勤怠、IEYASU勤怠、KING OF TIME ほか
- 打刻機器実機でのテスト
- PaSoRi、ピットタッチ、タブレット、スマホ、カメレオンコード(顔認証)などでの打刻体験 ほか
- アナログ労務体験ゾーン
- 手書きのタイムカード、申請類(押印)、給与明細封入業務など、アナログ作業も体感が可能。
ワークショップ(オンライン講義)
クラウドサービスは導入がゴールではなく、日々の運用が重要となる。そこで、クラウドサービスの運用・定着課題を解決するための、ワークショップの開催までをサポート。具体的には、企業担当者および士業事務所向けにクラウドサービスの運用・定着のためのワークショップを定期的に開催する(2021年4月開始予定)。特に士業向けのものとして、まず自身の士業事務所にてクラウド導入を進めた後、その顧問先にまで展開できるようなワークショッププランも予定している。また、すでに展開している士業事務所向けIT勉強会「クラウドは金曜日」についても、オンラインとリアルを統合し、より一層力を入れていく。
【ワークショップ具体例】
- はじめての人事労務freee
- はじめてのKING OF TIME
- IEYASUの学校(士業、代理店向け)
- マネーフォワード勤怠/給与 トライアルスタート 他
オウンドメディアについて
オフラインとオンラインの融合のためのオウンドメディア「CLOUD STATION」を立ち上げる。サービスの機能比較のほか、「実務担当者向け」の記事を連載し、総合的にバックオフィスで働く人々のサポートを行う。また、同メディア経由でショールーム「CLOUD STATION」の予約が可能。バックオフィスで働く人がひとりで苦しまないための情報提供を続けることで、「知らなくて損する」などを可能な限り解消していく。
【オウンドメディア 掲載内容具体例】
- 実務サービスに直結したクラウドサービスの利用ケースの紹介記事
- 関連法改正記事のアップデート
- クラウドサービス選定・運用のポイント