学情は、「2022年卒採用の採用基準・採用予定」に関して、企業の人事担当者にアンケートを実施した。調査期間は2021年1月5日~1月31日。2394人から回答を得ている。
採用基準については、「変わらない」が71.8%で最多。「厳しくする」「やや厳しくする」の回答は27.1%で、2021年卒採用(新型コロナウイルス感染拡大前の2020年1月に調査を実施)比11.0ポイントの増加となった。採用基準に関しては、「2021年卒採用と同等」もしくは「厳しくする」という企業が大半を占めることが分かる。
採用予定数に対する内々定出し数の割合は、「100%」が25.8%で最多。「101~140%」と回答した企業の割合は、2022年卒採用が2021年卒採用を上回った。一方、「141%~」は、2022年卒採用が2021年卒採用を下回っている。内定辞退を想定して、採用予定数よりも多く内々定出しをする傾向は続くものの、1.5倍や2.0倍など、大量に内々定を出す企業は減少傾向であることがうかがえる。
選考とインターンシップの連携については、「インターンシップ内で選考・内々定出しを行っている」6.2%、「インターンシップ参加者は通常選考で優遇する」34.6%、「通常選考で優遇まではしないが、インターンシップ参加者限定の情報提供やセミナーなどを実施している」32.2%となった。73.0%の企業は、選考とインターンシップを連携させていることが明らかになった。