レベル3 304試験とは
LPICレベル3 304試験の正式名称は「LPI 304 Virtualization&High Availability Exam」といいます。LinuxとOSS(オープンソースソフトウェア)による仮想化と高可用性技術についての知識を持ちながら、データセンターやプライベートクラウドの構築・運用などができる専門家として認定されます。具体的には、次の2つの能力を備えている証となります。
- 仮想化の概念と技術を理解し、Linux/OSSを使って仮想化システムを構築・運用できる
- 負荷分散、クラスタ管理、クラスタストレージなどの高可用性のための技術を、Linux/OSSを使って、構築・運用できる
レベル3 304試験に関する名称は次のとおりです。
設定名 | LPICレベル3 Speciality |
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試験の正式名称 | LPI 304 Virtualization& High Availability Exam |
認定証表示名 | LPIC-3 Specialty LPI-304 Virtualization &High Availability |
LPICレベル3 304試験の試験概要は次のとおりです。
受験の前提条件 |
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受験費用 | 3万円(税抜き) |
試験実施方式 |
CBT方式 マウスによる選択方式がほとんどだが、キーボード入力問題も多少出題される |
問題数 | 約60問 |
試験時間 | 90分 |
認定要件 |
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合否結果 | 試験終了時と同時に結果が表示される |
平均勉強時間 | 一般的な目安は、半年~1年程度 |
304試験の出題範囲
出題範囲のそれぞれの項目には、重要度としておおむね1〜10の間の数字で重み付けがなされています。この数字は、それぞれの主題における相対的な重要性を示します。重要度が高い項目ほど、試験において多くの問題が出題されます。
試験各項目の詳細に関しては、以下のLPIC Webサイトをご参照ください。
- 主題 330: 仮想化
- 330.1 仮想化の概念と理論(重要度:8)
- 330.2 Xen(重要度:9)
- 330.3 KVM(重要度:9)
- 330.4 その他の仮想化ソリューション(重要度:3)
- 330.5 Libvirt と関連ツール(重要度:5)
- 330.6 クラウド関連ツール(重要度:2)
- 主題 334: 高可用クラスタ管理
- 334.1 高可用性の概念と理論(重要度:5)
- 334.2 ロードバランスクラスタ(重要度:6)
- 334.3 フェイルオーバークラスタ(重要度:6)
- 334.4 エンタープライズ Linux ディストリビューションにおける高可用性(重要度:1)
- 主題 335: 高可用クラスタストレージ
- 335.1 DRBD / cLVM(重要度:3)
- 335.2 クラスタファイルシステム(重要度:3)