マイナビは、2022年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した「マイナビ 2022年卒大学生 活動実態調査(6月)」の結果を発表した。調査期間は2021年6月24日~6月30日で有効回答数は5051名。
2022年卒業予定の大学生・大学院生の6月末時点での内々定率は73.5%(前年比8.4ポイント増)、平均内々定保有社数は2.2社(前年比0.3社増)であった。
自身の就職活動について、現時点で「もっとこうしておけばよかった」と思うことについて聞いたところ、内々定保有者と未内々定者で最も差が大きかったのは「もっと就職活動の流れを把握しておけばよかった(12.1ポイント差)」、次いで「もっと企業へエントリーをすればよかった(11.2ポイント差)」だった。学生の自由記述からは「周りの状況がわからず、流れが掴めなかった」という声が上がっており、コロナ禍で友人との交流機会が少なくなっていることが、就職活動の情報収集に影響したようだ。また、「もっと対面での面接対策をしておけばよかった(9.7ポイント差)」と「もっとWEBでの面接対策をしておけばよかった(9.5ポイント差)」も、内々定保有者と未内々定者で差が開く結果となった。
内々定者が入社意思の最も高い企業から受けたフォローのうち、最も不安が軽減されたものを聞いたところ「人事との面談」と回答した学生が最も多く、35.6%だった。不安が軽減された面談の内容は、「具体的な業務内容について」が44.3%で最も多く、次いで「待遇について」が29.6%と、自身が関わる仕事や待遇について知ることで不安が軽減された学生が多いことが分かる。また、「適性について」という回答が24.3%で3位となっており、自身のどのような点に期待されているのか知りたい学生も多いようだ。