HRBrainは、従業員エクスペリエンスクラウド「EX Intelligence」の提供を開始した。
働く価値観・雇用慣行が多様化し、個人へのパワーシフトが進む中で、相次ぐ離職やパフォーマンス管理が事業成長において大きな課題となっている。従業員との関係性を強化する重要性は増すばかりだ。また、従業員を人的資本と捉え、積極的な投資および具体的な取り組み内容の開示が持続可能な成長には必要である、という流れが年々強くなっている。
これらの変化に対応するためには、従業員一人ひとりのエクスペリエンス(体験・経験)に光を当て、可視化・改善を重ねる共創・対話型マネジメントへの変革が必要。EX Intelligenceは、従業員体験を定量的に可視化し、さまざまな人材データをもとに個人と組織の課題を分析するほか、課題の優先順位付けから施策実行までをワンプロダクトで実現する。導入後の効果には、離職率改善、エンゲージメント向上、生産性・パフォーマンス改善などがあるという。
同サービスの特徴は以下のとおり。
- (1)包括的な従業員エクスペリエンスの可視化
- 採用から離職まで、エンプロイージャーニーに沿った領域における、従業員体験の期待値と実感値を収集し、ギャップを可視化することで、個人の課題から組織の課題までを具体的に把握。同社独自のサーベイに加えて、設問のカスタマイズにも柔軟に対応している。
- (2)高解像度な課題発見
- 人事評価クラウド「HRBrain」から取得した評価データはもちろん、部署や年次・雇用形態・採用ルート・リモートの有無など、あらゆるデータを駆使した体験データの分析が可能。また、分析軸を掛け合わせることで具体的な課題が見つかる。課題には自動的に優先順位付けがされるため、実効性の高い施策から実行できる。
- (3)組織診断からタレントマネジメントまで
- データ分析による課題発見後の施策実行までをプロダクト内でシームレスに連携し、組織変革を仕組み化する。採用の最適化・オンボーディング・人事評価・人材育成・最適配置・退職者分析まで、人事戦略の意思決定におけるプラットフォームとしての活用が可能。