ビジネス特化型ソーシャルネットワーキングサービスのLinkedIn(リンクトイン)は、本田技研工業(以下、Honda)が従業員活性度と組織力の向上に向けて、LinkedInの従業員エンゲージメント調査ツール「Glint(グリント)」を導入したことを発表した。今後は、Glintによる調査をグローバルレベルの関連会社にも広げていき、グループ全体の結束を高めることを目指すとしている。
Glintの導入にあたり、Hondaは下記の点に注目したのだという。
- 自動車業界や製造業のベンチマークや、世界の社会情勢がリアルタイムでアップデートされる点
- シンプルなユーザーインターフェースとオンライン化による、調査結果から現場へのフィードバックのスピードアップ
またHondaでは、今年3月に導入を決定した後、LinkedInのピープルサイエンティストとともに、自社の置かれている環境を考慮し、経営課題に結び付くエンゲージメント質問項目を作成。5万人の社員・グループ企業社員に対し、Glintによる初回のエンゲージメント調査を6月に完了した。Hondaでは、移行期として紙ベースの調査とWebベースの調査の両方を行ったが、Webに移行している現場の人事担当者は、集計中もタイムリーに従業員の回答を確認することが可能となり、実施直後から結果を確認し、すぐに業務改善につなげていくことができたと述べている。