伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進で必要となるDX人材を育成する「DX人材創出プログラム」の提供を開始した。
DX人材創出プログラムは、CTCのグループ会社でITシステムの保守サポートや運用サービス、教育サービスを提供するCTCテクノロジーの教育サービスと連携したプログラム。DX推進における課題設定や企画立案、システム設計、アプリケーション開発、サービス運用など多岐にわたる要素をカバーしている。ITを活用した新規サービスの開発や業務改革を図る製造業やサービス業の企業を中心に広く展開し、プログラムを経て取り組む業務変革や事業創出を含めてDXをトータルで支援する。
近年、データとデジタル技術を活用したDXへの関心が高まっている。DXを成功させるためには自社ビジネスの理解や課題の把握、新規事業のモニタリングなど、社内での知見や技術の蓄積も求められている。しかし、AIやデータサイエンティストなどの高度IT人材に加えて、ビジネスの企画や設計、安全で効率的なシステム運用を含めてDXを推進できる人材が不足しており、各業界でITやDXに精通した人材の育成が急務になっている。そこで、CTCは、DX推進における課題設定や企画立案、システム設計、アプリケーション開発、サービス運用などをカバーする人材育成サービスのDX人材創出プログラムを開始することになったという。
本プログラムは、ビジネスやUXのデザインを中心としたDX Planning、データ分析、RPA、AI、VR/ARなどの技術を中心としたDX Technology、クラウドや5G、システム運用などのDX Platformといった3カテゴリ12コースで構成。顧客企業の要望、ビジネスやシステム状況などに応じてカスタマイズできる。また、人材育成を行いながらワークショップやプロトタイプ開発を通して実際のDXに取り組むことが可能という。