リンクアンドモチベーションは3月10日、「ベストモチベーションカンパニーアワード2022」および「モチベーションチームアワード2022」を開催し、受賞企業を発表した。
ベストモチベーションカンパニーアワード2022とは、企業と従業員の相互理解・相思相愛度合いを偏差値化した、「エンゲージメントスコア」が高い企業を表彰するイベント。今年は、同社が2021年に従業員エンゲージメント調査を実施した約1350社の中から、「大手企業部門(2000名以上)」と「中堅・成長ベンチャー企業部門(2000名未満)」の2部門制で表彰が行われた。
また、組織変革に向けた取り組みによってエンゲージメントスコアが上昇した「部署」を表彰する、「モチベーションチームアワード2022」も実施。経営者・人事責任者をはじめとする1000名以上が参加した。
ベストモチベーションカンパニーアワード2022大手企業部門
第1位は、2018年より4連覇を達成していた佐竹食品グループ。長引くコロナ禍において、改めて原点に立ち返って「理念の浸透」に再注力し、大きな組織改編にも着手したが、高いエンゲージメントのおかげで組織が揺らぐことはなかったという。その結果、さらなるファンの獲得に繋がり、5店舗を新規出店するなど事業成長も遂げた。
受賞スピーチでは、「15年前にサーベイを実施し始めて、苦労することも多くあったが、あのときに一歩を踏み出して本当に良かった。この経験から、サーベイに向き合い改善策に取り組み続けることで、全ての企業が良くなると確信している。今回殿堂入りしたが、今後も従業員に真正面から向き合い続け、さらに良い組織を創っていきたい」と語った。
同社を含め、大手企業部門の受賞企業10社は、以下のとおり。
- 佐竹食品グループ
- 東京海上日動火災保険
- 大日本住友製薬
- 丸紅
- SBCメディカルグループ
- マルハン東日本カンパニー
- 日本ユニシス
- マルハン北日本カンパニー
- アコム
- フレスタ
ベストモチベーションカンパニーアワード2022中堅・成長ベンチャー企業部門
第1位は、メッセホールディングス。今回で2連覇を達成した。経営陣がリーダーシップを発揮していた方針を変え、全従業員の強みや個性を引き出す組織運営へと転換したことで、社員が自発的に施策を立案・実行するようになり、基幹事業であるパチンコ業の伸長のほか、「居場所ビジネス」として展開した新規事業も、初年度から収益を生み出したという。
受賞スピーチでは、「組織は大きく変われること、それに伴って事業も大きく伸ばせることを実感した。今後は『地球上で最も従業員を大切にする企業』を目指し、令和の日本を明るく前向きに変えていきたい」と語った。
同社を含め、中堅・成長ベンチャー企業部門の受賞企業10社は、以下のとおり。
- メッセホールディングス
- ノースサンド
- ジリオン
- クラスメソッド
- LIFULL
- キュービック
- リブ・コンサルティング
- グッドパッチ
- 晃商
- ダイレクト出版
モチベーションチームアワード2022
大手企業、中堅・成長ベンチャー企業合わせて、45部署が受賞した。受賞企業の詳細は、同社の公式サイトで確認できる。
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