SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

HRzine Academy(エイチアールジン・アカデミー)は、普段の業務の中では身に付けることが難しい「人事のスキル」を、各分野の第一人者やエキスパートが解説・指導してくれる特別な講座です。広く重くなり続ける人事の役割を果たしていくためにも、最高のスキルを本講座でぜひ習得してください。

過去の開催実績

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

直近開催のイベントはこちら!

HRzine Day 2021 Summer

2021年7月20日(火)12:30~17:00

最新資料

採用管理システム<br>主要製品スペック一覧 2022

採用管理システム
主要製品スペック一覧 2022

採用活動の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

その他のスペック一覧

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2021

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2021

タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2021

タレントマネジメントシステム
主要製品スペック一覧 2021

タレントアクイジション入門 | 第1回

人的資本経営の時代に求められる採用の形「タレントアクイジション」とは

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena

 労働人口の減少や第4次産業革命により、ますます優秀な人材の獲得競争が激化しています。そんな中、アメリカでは「タレントアクイジション」(人材獲得)という概念がトレンドになっています。従来の「リクルーティング」(採用)との違いとは何でしょうか。また、なぜタレント人材の獲得が重要になってきているのでしょうか。近年は、日本でも人的資本経営に関心が高まっており、経営戦略に沿った人材を獲得する必要性が叫ばれています。今回は、注目の高まる「タレントアクイジション」の定義について解説していきます。

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena

タレントアクイジション(人材獲得)とは

 アメリカにおいては、2013年頃から採用活動のトレンドが「リクルーティング」(採用)ではなく、「タレントアクイジション」(人材獲得)へと移り変わっています。

[画像クリックで拡大表示]

 一方、日本においては、1990年頃には人材紹介や求人広告などを使って応募を待っている“待ち”の採用が主流でした。それから、2010年頃にダイレクトソーシングが流行り出し、外部の人材データベースにスカウトする“攻め”の採用へ移行していきました。しかし、これらは短期的な採用ニーズを充足させる「リクルーティング」にとどまっています。

 これからは、より戦略的にタレントを獲得する「タレントアクイジション」へ移行していくと考えられます。タレントアクイジションとは、中長期的に転職潜在層から、会社を前進させる優秀なタレント(人材)を獲得することです。経営戦略に基づいて、将来から逆算して採用ターゲットを定義し、採用ブランディングを行います。そして、自社に認知・興味を持った採用候補者を蓄積してデータベースを構築し、中長期的にアプローチして獲得するのです。

 採用チャネルとしては、自社の従業員の人脈から採用するリファラル採用や、卒業した社員の出戻りとなるアルムナイ採用、自社のデータベースにスカウトするタレントプール採用などを活用します。これらのように自社の資産を活用することで、持続可能な採用活動を行うことがタレントアクイジションです。

リクルーティング(採用)との違い

 一方、従来のリクルーティング(採用)とは、社内の欠員募集を埋めるために、人材紹介や求人広告を用いて転職の顕在層にアプローチして採用することです。企業の差し迫った募集を満たす短期的な活動なので、会社の未来を成長させる戦略的な取り組みとはいえません。リクルーティングは、タレントアクイジションの一部の活動を意味します。

[画像クリックで拡大表示]

 これまでの採用活動では、転職顕在層から応募を集めて採用し、採用に至らなかった場合は候補者とのつながりを放棄していました。しかし、より優秀な人材の獲得競争が激化している今、従来の採用活動から変革する必要があります。言い換えると、日本企業は、採用活動を“掛け捨て型”から“積み立て型”にシフトすることが求められているのです。

タレントアクイジションが加速するアメリカ

 アメリカにおいては、2013年頃より「Recruiting is Marketing」という言葉が浸透し、“待ち”ではなく、戦略的に優秀な人材を獲得するタレントアクイジションの時代が到来しています。企業が「戦略的に投資したい」と答えた採用チャネルについても、ソーシャルリクルーティングやリファラル採用、オウンドメディア採用といったタレントアクイジションのチャネルが上位を占めています。

 実際のところ、タレントアクイジションはビジネスの成長において、どれくらい重要なものなのでしょうか。例えば、世界の時価総額ランキング上位20社には情報通信関連の企業がいくつもランクインしていますが、これらの企業の競争力の源泉は無形資産です。

 顕著な例はITエンジニアでしょう。アメリカでは「優秀なエンジニア5名は、平凡な1000名を凌駕する」とまでいわれています。単なる労働力として人材を確保するのではなく、ビジネスを加速させる優秀な人材の獲得が、企業価値を高める鍵になっているのです。

[画像クリックで拡大表示]

 また、2020年8月からは、米国証券取引員会で人的資本の開示を求めるようになりました。それに伴い、人的資本情報を開示する国際標準「ISO30414」への注目度が高まっています。投資家も人的資本を見て投資を判断するほど、人材を獲得することが経営にとって重要な指標になっています。

 一方、日本はどうでしょうか。世界の時価総額ランキングの上位20社に日本企業が多くランクインしていた1989年に比べ、今は1社も入っていない状況です。長らく製造業が優れていた日本企業においては、大量に新卒一括で採用をして、終身雇用で労働力として確保していました。この終身雇用・年功序列の文化から脱却しなければ、優秀な人材を獲得していくことができず、ひいては時価総額の高い企業が生まれてこないと、筆者は考えています。

※印刷用ページ表示機能はメンバーのみが利用可能です(登録無料)。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
この記事の著者

鈴木 貴史(スズキ タカフミ)

2012年、新卒にてインテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社。IT領域の中途採用支援に従事した後、1億円の社内資金調達の元、リファラル採用の概念を日本に提唱しMyReferを創業。最年少にてコーポレートベンチャーを立ち上げ、転職サイトや人材紹介に変わる新たなHRTechサービス『MyRefer』をリリース。2018年、更なる事業拡大を目指しMBOを実施し、株式会社MyRefer代表取締役社長CEOに就任。2019年、経済産業...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
HRzine
https://hrzine.jp/article/detail/4004 2022/05/10 08:00

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

2021年7月20日(火)12:30~17:00

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング