一般社団法人 人間能力開発機構は、「CHART series」として2つの適性検査サービスを5月16日にリリースした。
それぞれのサービス概要は以下のとおり。
『VALUE-CHART(バリューチャート)』
職種別のビジネスマインド適性を把握できる検査。使い方は大きく次の2通り。
- 検査する8つの適性指標のうち、就きたい職種・就かせたい職種に深く関係する適性指標を3つ程度選定しておき、被検者のビジネスマインド適性と対象職種との適合度を見る。
- 被検者のビジネスマインド適性が活かされる職種が何であるかを判別する。
1.パーソナリティから見た職務適性タイプを判定
人柄、重視する行動、得意なことや苦手なこと、どのような仕事に能力を発揮するかといった人物像の概略を把握できる。
2.基礎的な知的能力の程度を測定
職務上の処理能力に影響する知的能力の程度を、「言語能力」「空間・論理把握」「数理能力」の3つの軸で測定する。
3.ビジネス上のリスク要素、長所となる要素を測定
職務適性において重要な8項目24指標を測定し、被検者の適性が仕事の特性と合っているかをチェックできる。
『i-CHART(アイチャート)』
キャリアと働き方の志向を把握できる検査。被検者の志向が活かされるキャリアプランを提示する、複数の被検者の志向を踏まえて組織デザインに活用するといった使い方が可能である。また採用選考時、被検者の志向に合わせた説得を行うことで志望度を高めるのに役立てられるという。
1.キャリアで目指したい方向性を把握
性格的・人格的な特性をもとに、被検者がどのような仕事にやりがいを感じるのか、どのようなキャリアを望んでいるのかなど、キャリア志向を把握できる。
2.現在がどのような時期なのかを把握
自分自身や外部環境に対する変化の意向をもとに、現在をどのような機会だと捉えているか、何に注力したい時期なのかといったキャリア上の現在の位置づけを把握できる。
3.どのような組織・環境を好むのかを把握
組織風土、事業の特性や価値観、待遇やワークライフバランス、成長の方向性に対する捉え方をもとに、どのような組織・環境を好むのかを把握できる。
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