i-plugは、2023年卒業予定学生(以下、23卒学生)を対象に、就職活動状況や価値観に関する調査を実施し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 期間:2022年3月16日〜3月24日
- 調査方法:インターネット
- 対象:2023年卒業予定の学生
- 有効回答数:427件
あなたの現在の就職活動状況について教えてください
現在の就職活動状況に関する設問に対して、約95%が「活動中」と回答した。同年1月に23卒学生を対象に実施した調査の回答と比較すると、「活動中」が約2ポイント減少し「活動終了」が1.2ポイント増加。活動状況において大きな変化はなかった。
現在保有している内定数を教えてください
内定を保有する企業数は、「0社」が最多の81.2%だった。政府が示す採用スケジュールとなる6月よりも早いタイミングで就職活動が始まっていることや、内定を保有している学生がまだ少ないことが分かった。
今後どのような視点で、企業選びの幅を広げていきますか
最多となった回答は「業界の幅を広げる(48.6%)」、次点は「特に変えるつもりはない(30.3%)」だった。数ヵ月の就職活動を経て、「業界」「職種」「企業規模」など様々な面において、視野を広げて活動する学生が増加することが推察できる。
働きづらそうだと思って就職活動で避けている業界はありますか
回答学生の約7割が、働き方の面で避けている業界があると回答した。前述の設問では、今後「業界」を広げていくが最多回答である一方、半数以上の学生が働き方の面を考えて避けている業界があるようだ。
就職活動の相談は誰にしていますか
「友人」が最多の53.4%だった。次いで、「家族」が49.0%、「大学の職員」が37.9%となった。
就職活動終了後、打ち込みたいことを教えてください
就職活動後、打ち込みたいことを聞いたところ、「趣味」と回答した学生が77.2%。「研究/論文制作」が64.1%でした。ほかにも「資格取得」や「アルバイト」などと回答した学生が多く、学校以外での活動に打ち込む予定の学生が多いことが分かった。
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