博報堂が発足した「HAKUHODO Blockchain Initiative」と博報堂コンサルティングは、職場コミュニティの活性化とエンゲージメント向上を支援するアプリサービス「PRAISE CARD」を全面的にリニューアルし、9月26日より提供開始した。
PRAISE CARDは、日々の業務の中で、社員同士が専用のスマホアプリから感謝や称賛の気持ちを表すデジタルカードを自由に贈り合い、モチベーションの向上と連帯感の醸成を図り、職場コミュニティの活性化を促すサービス。2021年にBIPROGY(旧 日本ユニシス)と共同開発した。デジタルカードには、会社のクレドやバリューが記載されており、それらに沿った行動に対する感謝・称賛のメッセージを贈ることでクレド・共有の価値観への理解が深まるという。
また、同サービスにはブロックチェーン技術が使われており、記録される各社員のデジタルカードの送受信量や保有量といったデータを元に、ネットワーク分析の手法を用いて各コミュニティの活性度を分析。組織の課題を発見し、職場環境の改善に活かせるとしている。
今回、サービスの利便性を高めるため、アプリのユーザーインターフェースを刷新。「称賛行動の習慣化」「成長意欲の向上」「チームワークの向上」を促進するUXを実現したという。
- 称賛行動が習慣化するインターフェース:専用アプリのトップ画面からデジタルカードを気軽に贈れるように、直感的な操作性を実現。チームメンバーに称賛・感謝の気持ちを伝える習慣を促す
- 成長意欲が高まるインターフェース:自分が受け取ったカードから、感謝・称賛の内容をアルゴリズムにより分析することで、その人の「強み」を表示。自身の成長が可視化されることでモチベーション意欲が高まり、組織全体の成長も加速する
- チームワークを高めるインターフェース:チーム内のメンバーそれぞれが受け取ったカードの傾向から、メンバー間の相性診断を行い、自身のアプリ上に相性のいいメンバーを表示。相互への理解を深め、チームワークを高める
なお、今回リニューアルしたPRAISE CARDは、3ヵ月間無償で提供。実際に試用しながら、有償での導入を検討できる。
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