ハイヤールーは、エンジニア採用時のコーディング試験サービス「HireRoo(ハイヤールー)」にて、試験結果から自動で偏差値を算出する新機能をリリースした。
同サービスでは、候補者が試験を受験した後に、自動で試験レポートが生成される。アルゴリズム形式であれば提出コードの正解率・パフォーマンス・可読性など、システムデザイン形式であればシステムの可用性・スケーラビリティ・一貫性などを加味したスコアを自動で算出。それをもって、最終的に試験全体のトータルスコアを出している。
しかしながら、トータルスコアの算出だけでは企業ごとに評価軸を設定する必要があり、自社基準の評価となるため、業界全体における候補者のレベル感を判断するには足りない状況だったという。そこで今回、試験レポートの項目に偏差値の枠を追加。各設問において問題の難易度、同じ問題を解いた他の候補者の結果などからスコアが算出され、それらを総合して試験全体のスコアが決まる。
また、これまでは同じ問題に対する候補者同士の比較しかできなかったが、異なる問題を解いている候補者でも偏差値を通じた比較が可能に。HireRoo受験者の5000人全員が比較対象となる。
これにより、自社だけでなく他社の候補者を含むエンジニア全体のレベルを考慮した、より相対的な評価を実現。比較する際は、他社を含む受験者全体か自社の受験者のみかをプルダウンメニューで選択できる。エンジニアだけでなく、コーディング知識に不安のある人事が評価を行う際の手助けにもなるという。
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