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「Digital HR Competition 2022」HRテクノロジーソリューション部門のグランプリを発表―ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会

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 一般社団法人ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会は10月18日、同協会が主催する「Digital HR Competition 2022」のHRテクノロジーソリューション部門において、ファイナリスト4組の中からグランプリを発表した。

 Digital HR Competitionは、「Academia」(理論)と「Technology」(技術)と「Service」(実務)の垣根を越えた「労働市場における社会課題の解決」をテーマとするコンペティション。Technologyを起点にした「アイデアの種」を募集し、審査委員がテクノロジーの活用による課題解決・生産性向上の観点から審査を行う。「HRテクノロジーソリューション部門」と「ピープルアナリティクス部門」がある。

 この日はHRテクノロジーソリューション部門において、コンペティションのファイナリスト4組が最終プレゼンテーションを実施。次の審査委員がグランプリ選出の審査を行った。

  • 審査員長大湾秀雄氏(早稲田大学政治経済学術院 教授)
  • 審査員岩本隆氏(山形大学学術研究院 産学連携教授)
  • 審査員後藤正幸氏(早稲田大学理工学術院 創造理工学部経営システム工学科 教授)
  • 審査員児玉直美氏(明治学院大学 経済学部 教授/元経済産業省)
  • 審査員矢野和男氏(株式会社日立製作所 フェロー/東京工業大学大学院 情報理工学院 特定教授)
(右から)大湾氏、岩本氏、後藤氏、児玉氏。矢野氏はリモートで参加
(右から)大湾氏、岩本氏、後藤氏、児玉氏。矢野氏はリモートで参加

 審査の結果、グランプリはBeatrustが受賞。受賞理由について大湾氏は、Beatrustが非常に時節にあったツールであることを挙げた。コロナ禍で在宅勤務が増えた現在、社内で知識のspillover(波及)が減っている。また、リスキリングの流れの中でスキルのデータベース化が課題に。さらに、キャリア形成を個人がオーナーシップを持つ時代を迎えるにあたり、従業員同士の自発的なコラボレーション促進も必要になる。Beatrustはこうした時代に求められる「一人ひとりのスキルの可視化」を、社内にある既存のテキストデータから「タグ」を自動生成する形で実現する。

トロフィーを受け取ったBeatrust 共同創業者 久米雅人氏(右)
トロフィーを受け取ったBeatrust 共同創業者 久米雅人氏(右)

 なお、ファイナリスト4組とプレゼンテーションの内容は以下のとおり。

Beatrust株式会社(グランプリ)
タイトル:機械学習を用いたキーワード抽出機能で、社内のテキストデータが活きた情報に!
概要:テキスト・URL・ファイルなどから社員の特性やスキルを抽出し、人々を繋ぎます。
株式会社ZENKIGEN
タイトル:独自AIを用いた「採用プロセス定量化」による採用DXプロジェクト
概要:熟達面接官の実践知を抽出し、採用精度向上の仕組み構築に成功した採用DX最先端事例
ハイマネージャー株式会社
タイトル:パフォーマンス・マネジメントを実現するプラットフォーム「HiManager」
概要:OKRや1on1、リアルタイムフィードバックによりエンゲージメントや生産性を向上
株式会社Skillnote
タイトル:ものづくり人材の力量を可視化し、計画的な育成により、技術力と品質向上を実現
概要:日本の製造業が直面する社会課題「技能伝承」をスキルマネジメントシステムSkillnoteで支援

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HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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