ミツカリは、11月10日より、同社が提供するHR Tech「ミツカリ」において、個人の性格・価値観や人柄を深く理解するための「個人結果」機能を提供開始した。
今までのミツカリは、人や組織との相性を数値化し、相性の悪い価値観・考え方について採用面接時に「優先して質問すべき項目」として提示したり、面談時に「相手に伝わりやすいコミュニケーション方法」として提示したりする、相性に特化した機能が中心だった。
今回の個人結果機能では、適性検査受検者の人柄やストレスに対する強さを直感的に理解できるだけでなく、コミュニケーションの癖や得意な業務、マネジメントや意思決定などに関する価値観について提示することで、個人の人柄や性格・価値観を深く理解できるようになるという。
同機能で提示する5種類の分析結果は以下のとおり。
1. 人物像
分析対象者となる人材の特徴を説明する分析結果。面接や異動で初対面の人と接する時や、テレワークなどで普段接する機会の少ない人でも、どんな人柄なのかを理解できる。向いている職業については、同社が23万人以上の受検者データを対象とした分析から判明した、性格や価値観ごとに実際に就労している職種について記載する。
2. ソーシャルタイプ
1960年代から提唱されたコミュニケーション理論を用いた分析結果。人の言動である感情表現の強弱、意志主張の強弱によって4つのタイプに分類し、各タイプに適したコミュニケーションが行える。社内コミュニケーションやマネジメント、教育研修などにも活用できる。
3. 人材タイプ
複数の学術論文を組み合わせて開発した分析結果。性格や価値観から、既存・新規業務向きか、組織・個人成長を重視するかによって4つのタイプに分類する。各タイプが得意な業務を可視化し、仕事内容のミスマッチを防ぎ、人物像の見極めや配置・配属先の決定、チーム組成時に用いられている。
4. ストレスに対する弱さ
ストレスに関する性格・価値観から算出した分析結果。ストレスに弱い=良くない人材と判断する機能ではなく、ストレスに弱い=責任感が強い・几帳面であるなど、人柄について深く理解するための機能として、採用面接における人物像の理解に活用できる。
5. 詳細データ
性格・価値観特徴を6つに分類することで直感的に理解できるだけでなく、検出する32軸64種類の性格・価値観特徴について詳細に確認できる分析結果。6つの分類については以下のとおり。
- ストレスに関係する傾向
- コミュニケーションに関係する傾向
- 仕事観に関係する傾向
- 行動・活動に関係する傾向
- マネジメントに関係する傾向
- 意思決定に関係する傾向
なお、同社は、個人結果機能のリリースに伴い、開発の背景や操作方法・分析結果画面の見方、業務における具体的な活用方法を解説する無料ウェビナーを開催する。
- 開催日時:2022年11月24日 11:00~12:00
- 視聴方法:Zoomウェビナー
- 申し込みURL
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