ビジネスチャット「Chatwork」を提供するChatworkは、クラウド型勤怠管理システムの開発・提供、労務管理アウトソーシングサービスなどを展開しているミナジンの全株式を取得し、グループ会社化すると発表した。
Chatworkは現在、中期経営計画に基づき、ビジネスチャットChatworkを中期的には「中小企業No.1ビジネスチャット」、長期的には「ビジネス版スーパーアプリ[1]」とすることを目指し、「Product-Led Growth戦略」「HorizontalxVertical戦略」「DXソリューション戦略」に取り組んでいる。
注
[1]: プラットフォーム化し、あらゆるビジネスの起点になるアプリのこと。
Chatworkは同社のこうした戦略と、中堅中小企業の人事労務領域のDX化を進めるにあたってのパートナーを求めるミナジンの意向が合致したことを受け、Chatworkがミナジンの全株取得を行い、同社をグループ会社化することとなったという。
今後の展開および見通しについてChatworkは、「本取り組みにより、今後はITツールの利用のみでは解決できない他の領域において、ミナジン社のノウハウを生かすことが可能になり、当社が中期経営計画に掲げている『ビジネス版スーパーアプリ』の実現を加速させることができます。当社では、これからもユーザーへの提供価値の最大化を目的として『Chatwork』との親和性が高いサービス拡張を推進してまいります」と述べている。
【関連記事】
・IT人材マッチングプラットフォームを展開するコデアルを子会社化―クラウドワークス
・労務監査のノウハウが学べるオンラインスクール「ミナジンIPO労務スクール」を9月開校―ミナジン
・社名とサービス名を「Chatwork」に変更、ロゴマークも刷新