キヤノンは、昨今の物価上昇に伴う従業員への支援として、2023年1月給与より、全従業員を対象に、基本給を一律で7000円/月 引き上げる「特別昇給」を実施する。今回実施する特別昇給と業績昇給を合わせると、管理職を除く組合員ベースで1人あたり3.8%の昇給となる見込み。
同社は、従来の職能給を廃し、より公平・公正な人事・処遇を実現するため、管理職については2001年から、一般職については2005年から、仕事の役割と成果に応じて基本給を定める「役割給制度」を導入している(定期昇給やベースアップという仕組みはなし)。
しかしながら、昨今、食料品や光熱費、生活用品など、生活の基盤となる急激な物価上昇が続いており、これに対応し、従業員の生活の安定に寄与することを目的として、今回の特別昇給の実施に至った。
なお、同社は、その他の国内におけるキヤノングループ会社においても、特別昇給または一時金の支給などを実施するという。
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