ベンチャーサポートグループは、急激な物価上昇傾向に伴い、10月より同社グループ各社の初任給を引き上げたと発表した。
他業種でも「インフレ手当」などの名目で一時金を支給する動きが広がる中、同社は、日本経済を取り巻く先行き不透明感に対し、従業員が生活に不安を感じることなく、安心して業務を行えるように、従業員給与のベースアップと併せて初任給の引き上げを実施した。
具体的には、例えばベンチャーサポート税理士法人の税務コンサルタント職では、税理士業界経験のあるキャリア採用(東京・横浜勤務の場合)の初任給を、従来の30万円(賞与込み年収420万円以上)から36万円(賞与込み年収504万円以上)へ引き上げる。
また、業界未経験の場合、東京・横浜勤務では従来の25万円(賞与込み年収350万円以上)から30万円(賞与込み年収420万円以上)へ引き上げを実施。大阪・名古屋・福岡・仙台勤務の場合は、初任給を21%引き上げ、従来の23万円(賞与込み年収322万円以上)から28万円(賞与込み年収392万円以上)となる。
対象者は、同社グループの正社員、パート・アルバイト(パート・アルバイトは最低時給の引き上げを実施)。所属先・勤務地・経験に応じて引き上げ金額を決定する。
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